2024年05月28日

フェニーチェ堺

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面白そうなコンサートを見つけたので行った!
最近は、若い男性のピアニストや、若い女性の弦楽奏者の活躍が目立つ!!
角野隼人さんもその一人で実演は初めてだ!

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会場の「フェニーチェ堺」は南海電鉄「堺東駅」から歩いて10分ほど、
行くのが初めてだったこともあり、
先ず「堺市役所」21階の展望室から全景を見る。
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正面側は全面が駐車場になっていて残念な佇まい・・・

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2000人収容の大ホールは
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後部にバルコニー席が積み重なっていて、
ベニスのオペラハウス「フェニーチェ劇場」を連想させる!
正式名称は「堺市民芸術文化ホール」で「フェニーチェ堺」は愛称なのだが、「堺シティオペラ」は活発な活動で知られ、堺が16世紀のヨーロッパで「東洋のベニス」と呼ばれたことからも「フェニーチェ」を愛称にしたのは大名察でアッパレ!
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これは1973年にベニスで入手したパンフレットで、
「リアルト橋」と「フェニーチェ劇場」と・・・
右のは「サンマルコ」ではなくて、
運河の対岸の「サン・ジョルジョ・マジョーレ聖堂」
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ベニスはここ!イタリア北東部にある。

20世紀を代表する建築家ル・コルビュジェの代表作「ロンシャンの礼拝堂」で「日本人として初めての結婚式を挙げる」ronchamp_temp.html (yokogawa-r.com)ronchamp_temp.html (yokogawa-r.com)
ために企画したヨーロッパ旅行は、羽田〜パリ、モスクワ経由のアエロフロートで一人45万円ほどだった。
パリを鉄道で出発、ロンシャン、ミラノ、ベニス、フィレンツェ、
フィレンツェからはレンタカーでシエナ、サン・ジミニアーノを経てローマへ、
ローマ〜バルセロナは飛行機、バルセロナからはまた鉄道でマドリードを経てパリへ戻る。
マドリードではバスツアーでトレドへ行った!
はなしをベニスに戻すと
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島の北西端に鉄道が到着
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その時使った地図に辿った経路が赤色で記入されていて

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ベニスのシンボル「リアルト橋」
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ゴンドラはエンジンで航行した!
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この地図の緑の円で囲ったのが「フェニーチェ劇場」だが、辿った経路に含まれていない!
この頃オペラはまだ興味の対象外だったのだ!!
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中央の赤い屋根が客席、左の白い屋根が舞台、右の白い屋根がエントランスホール
グルヴェローヴァが椿姫を歌って話題になったり、
夜炎上中の姿がTVでニュースになったり・・・

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いつのころからかこのような写真を見て、
当時訪れたとの妄想を抱いていたらしい・・・

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でも「サンマルコ広場」へ行ったのは確かである!
50年以上も前のことだが・・・
posted by yoko at 10:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽

2024年04月14日

大阪市立東洋陶磁美術館がリニューアルオープンした!

大阪市立東洋陶磁美術館が2年2か月ほどの休館を経て、
一昨日、4月12日(金)にリニューアルオープンした。
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ぼくが日建設計に在職中に関わった建築の中で最も思い出深いもので、今回のリニューアルは同じ日建設計の後輩〜かつての同僚が担当した!
すばらしい出来栄えで、新たな命を吹き込まれたと思う!
これからも長く生き続けるに違いないことがうれしい!!
そこでこの機会に、この美術館の歴史を振り返ってみたい。

美術館設立の発端は、かつての「10大商社」の一つ「安宅産業」がオイルショック期に破綻、世界的な陶磁コレクションとして有名だった「安宅コレクション」の散逸が危惧されたが、大阪市の要請を受けた住友銀行の決断により、コレクションと美術館設立資金のすべてが、住友21社より大阪市に寄贈された。
美術館設計者の指名設計競技が行われ、3社の中から日建設計案が選ばれた。
選ばれた理由は後ほど・・・
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設計者に選ばれて改めて敷地を訪れて丁寧に調べたところ、全体がクスノキなどの樹木に覆われただけの森だと思っていたのが、
分け入ってみるとその中にそれほど広くない広場があり、片隅に忘れ去られたように「関市長像」が立っていた。
御堂筋をつくった市長さん!ということは知っていたので、美術館の前庭として「関市長像のある広場」をつくることにした。
その広場から階段を数段ずつ上った先の、中央公会堂の軸線上に美術館の入口をつくることにした。
1階の床は大阪市内の防潮堤より10cm高くして、防潮対策に万全を期した!
その前に設計に関わった中之島の建築、淀屋橋を挟んで建つ日本銀行大阪支店&大阪市庁舎からの「申送り事項」であった。
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1982年開館直後の写真で、
↑_左端に「関市長像」が!・・・少し欠けていて残念!!

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これは1999年に東側に増築した時の写真で、美術館との関わりはこれが最後となった。
そして一昨日!
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開館直前に「弁護士会館」から見た全景
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A:風除室、B:エントランスホール、C:カフェ
増築部分を観察〜想定して Bing map に記入してみた!
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堂島川より・・・中央の高いのが B:エントランスホール
右の低く抑えているのが C:カフェ_中之島で最高の立地!
周囲に溶け込んですばらしい!!
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階段を上がり、風除室を経て左のエントランスホールへ、
緩やかな螺旋階段を上ると自然に館内へ導かれる。
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風除室の壁の館銘板は、住友銀行の伊部恭之助会長の揮毫で、磯田一郎頭取が「伊部さんに!」とおっしゃったから!とのこと。
各文字数枚づついただいた中から選びだした上で微妙に拡大縮小の上配置、「大阪市立」はサブタイトルなので小さくした。

設計競技の条件の中に「陶磁器を自然採光で鑑賞させる」というのがあった。
そこで「展示ケースの上部にトップライトを設ける」提案をしたところ、それが決め手となって設計者に選ばれた。
いざ設計に取り掛かると、全面的な採用には膨大なコストがかかる!ということで、「青磁」の部屋に限ることになった。

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この写真のトップライトの下が自然採光の入る展示ケース。
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「青磁」は、自然光と人工光で見え方が激変する!
そのことを、住友銀行の屋上と室内で見比べさせられたことは生涯忘れられない。
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2階の「10」の部屋が「自然採光展示室」
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この図で分かるように、正面と両側面で上部の「光ダクト」の形状が異なるため明るさが揃わず、竣工間際になって慌てた!
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1982年10月ごろだから、39歳だ!今80歳!!
展示ケースの中に入って「光ダクト」の調整に苦闘中のところ・・・
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これは敷地最西端=最先端からの写真。
「関市長像」が収まるに相応しい場所を得られた気がする。
最後に残った一本のクスノキと共に!
因みに関一(せきはじめ)市長は、地下鉄御堂筋線や大阪市バスの開業、大阪城天守閣の再建などなど・・・まさしく「大阪の父」!
それから、本美術館設立に奔走された大島靖市長のことも忘れられない!
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posted by yoko at 16:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 建築

2024年03月17日

国宝「東福寺三門」の「太閤柱」が無かったら!

気になって仕方がない「太閤柱」ですが・・・
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写真から「太閤柱」を消してみました!
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あまりの軒の出の大きさが心配になった太閤秀吉が、
柱を寄進するまでの150年間はこうだったのだ!

「東福寺三門」へは、京阪電車「鳥羽街道」駅から徒歩10分ほど
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「涅槃図」は来年3月の「涅槃会」まで観ることが叶いませんが、
「三門」は時々特別公開されているようなので、是非お訪ねください!
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posted by yoko at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2024年03月16日

国宝「東福寺三門」の「太閤柱」

待ちに待った東福寺涅槃会の日が来たので行ってきました!
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↑これは、京阪電車の鳥羽街道駅を下車して東福寺へ向かう途中で見かけたポスターです。

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南門から境内に入ると先ず三門があるのだが、
涅槃会に合わせて三門も特別公開中なので、迷わず入ることに!
因みに東福寺は、東寺と供に京都では最も好きでよく訪れるお寺で、とりわけこの三門は日本一だと思っている。
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楼内には柱が東西に2本あるだけのほぼ無柱空間で、
建築的にも美術的にも素晴らしい!心奪われる空間です!!
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これこそ「やじろ兵衛柱」!
なお、以上2点の写真は印刷物より借用・・・
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回廊から北側の本堂を見る・・・涅槃会に訪れた人たちが見える。
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さて、四隅の支持材〜柱・・・「太閤柱」にガックリ!
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1階にも「太閤柱」
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南からの全景・・・
いつ見ても「太閤柱」が気になって仕方がない!
せめて2階はやめて欲しかった!!
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最初の建物は1273年に造られたがその後火災で何度も焼失、
現在の「三門」は1425年造営されたもので、
その後太閤秀吉が耐震のために四隅に柱を寄進、
それが「太閤柱」の所以なのだが、
だったら150年以上四隅に柱がなかった!
設計した人は悔しがっているだろうなあ・・・
因みにこの「三門」、
1969年から1978年にかけて600年ぶりに全面解体修理された!
その時に構造解析して、四隅の柱の必要性を検証して欲しかったな・・・
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池の南側から「三門」越しに「金堂」を見る。
中に「大涅槃図」がある。
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100年ぶりに4年の歳月をかけて修理がなされた!
「令和の大修理」完成記念の特別公開が昨年の春にあり、
観たのは多分生まれて初めて・・・
齢八十になる少し前だった!!
「太閤柱」
posted by yoko at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2024年02月18日

必見!「古代メキシコ」展

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特別展「古代メキシコ」−マヤ、アステカ、テオティワカン
がようやく大阪にやってきたので、早速行った!
昨年東博で2か月半、九州国博で2か月の後、
大阪では2/6〜5/6の3か月の長期に及ぶ注目の展覧会だ!!
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外回りを改修中でしばらく休館中だった「国立国際美術館」は、
まだ工事が終わってなくて、限られた通路を入口へ向かう。

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外回りの改修に床は含まれていないようで、
相変わらず汚い外国産花崗岩はそのままだ!!

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下りのエスカレーターを乗り継いで地下3階の展示室へ!
全ての展示品が写真撮影OK!にはビックリ!!
・・・人は写らないように!なので室内の様子は撮れなかった。

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凄い!としか言いようのない、特別の特別の「特別展」
なので、ここでは内容について言及しないことに・・・

写真撮影OKなので、みなさんスマホで撮りまくり・・・
でも撮りだしたらキリがないし選ぶのも困難なので、
【図録】を購入することに決め込んで、
眺めるだけ!鑑賞するだけ!にしたのだが、
↓ これ1点だけ、
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キャプションに直径16.4cmと記載の円筒形の土器に、
ポール・クレーが描いたような絵が描かれているので、
連続しているところを撮ろう展示ケースの周りを動き始めたら、
監視員の女の方が飛んできて「動画はいけません!」

三足土器_テオティワカン文明 450〜550年
土器、漆喰、鉱物顔料、H15cm,W16.4cm

遠く海を隔てた日本で「仏教伝来」したのが538年

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これが【図録】で、グレーの表紙に3種類のカバーが選べる。

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特筆すべきは特殊な製本で、180度開きできる!
「コーデックス装」という製本で、すばらしい!!

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実は「コーデックス装」は初めてではなく、これは
1995年に東京の「永青文庫」で開催された「春画展」で
入手したもので、厚さが6cmある。

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購入した時には、左右の画像が真っ直ぐに連続して感激!

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これは昨日図書館から借りてきた本で、
「世界でいちばん素敵な・・・」という人気のシリーズ本!
だそうだが、「源氏物語絵巻」もこれでは泣ける・・・

はなしが横にそれてしまったが、
「古代メキシコ展」は5月初旬まで開催されているので、
【図録】でしっかり予習をして再訪します!!
posted by yoko at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2024年01月12日

薬師寺東塔にびっくり!!

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薬師寺「東塔」の特別公開が15日(月)で終わるので、
昨日行ってきた!

▼これは昨年4/21の落慶法要の日の写真で、
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法要の後「東塔」に入れるのだったが、
順番といっても2000人なのでいつ回ってくるか!?分からず、
4月28日からの公開に出直すことにしたのだが・・・

▼いただいたパンフレットの「心柱」の写真が記憶に残り、
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▼こんな「心柱」の記事も脳裏に焼き付いて・・・
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「心柱」を見たい!見れる!!の思いイッパイで出かけた!
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南門前の駐輪場に自転車をロックしイザ!
南門の西(左)側の入口からIN!
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昨春以来の「東塔」だ!
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回廊を通って「東塔」へ向かう!
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回廊南東のコーナーから
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東側から見上げる
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昭和51年の図面には階段が西側にしかないが、今は4面に!
解体修理の時に4面とも付けられた!ということになる。

回廊に上がり、開かれている北側から中へ入ってびっくり!
「心柱」の外側の4本の柱に黒い彫刻の壁が!!
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ところがびっくりしたのが間違いで、
「釈迦八相像」のことは冒頭のチラシに記載されていて、
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このことは昨年の法要の時に既に知らされていたのだ!
「心柱」が見たい!「心柱」が見れる!!というのは、
老人の愚かな思い込み!としか言いようがない。
その上「西塔」同様、この作品にはなじめない。
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もう内陣に入ることはないだろう・・・と思いながら、
外に出て改めて正面から見上げ、
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斜めからも見上げ、
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ズームアップ・・・
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その後、「西塔」には寄らず「金堂」へ
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お坊さんが読経されていて、
美しいバリトンの声が内部空間に響き渡って感動!
「薬師如来」「日光」「月光」に拝観の後、
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「講堂」はパスして回廊外周を時計回りに進み、
「東金堂」で「聖観音菩薩」を拝観した後南側から
回廊越しに「東塔」「西塔」を見る
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回廊の東端から北方向を見ると・・・
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美しい!
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帰路に就いたのは午後3時半ごろかな・・・
家まで6km弱なので、自転車だと30〜40分ほど。

因みにこの特別公開は、1月15日(月)までです!
posted by yoko at 17:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 建築

2023年12月30日

若草山を自転車で下る!

奈良に住んでいると若草山がよく見えるので、いつの頃からか
あの斜面を自転車で下ってみたいと思うようになっていて、
年末になったので思い立って決行することにした。
菖蒲池_9:11に乗り、大和西大寺、新大宮を経て
三つめが終点の近鉄奈良駅_9:21着!
直ぐに駅前でTAXIに乗り山頂を目指す!
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▲登大路を東へ・・・正面に若草山が見える!
最初の大きな交差点を京都方向=北方向へ左折し、
正倉院の方に入る道へと右折して少し走り、
大仏池の手前で左折して北へ!
突き当りを右折ししばらく走ると、
奈良奥山ドライブウェイの料金所に到着!
運転手さんに通行料を出すように促されて現金¥530を渡す
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急な上りのヘアピンカーブが連続

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▲これが【近鉄奈良駅】〜【若草山山頂の駐車場】の経路
因みに、奈良奥山ドライブウェイ_¥530+TAXI_¥2,480

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▲駐車場にあった案内板
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TAXIの領収書の時刻が09:45になっている!
菖蒲池駅_9:11に乗ったのだから、30数分しか経っていない!!
今になって驚いた\(◎o◎)/!
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早速山頂の方へ
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スロープも併設されている!
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こんなところにまで鹿がいる!
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展望スポットへ!
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森の向こうに興福寺の五重塔・南円堂・中金堂が並んでいる
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山頂から間近を見下ろすと
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急勾配の通路の向こうに小屋が見えるので行ってみる
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料金所だった!
開山期間:三月第三土曜〜十二月第二日曜(午前九時〜午後五時)
冬は閉山されることを忘れていた!
かつては知っていたのだが・・・
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そうそう!若草山は三笠山とも言って、
一重目、二重目、三重目の三つがあって、
いつも見えているのは一重目!ということも思い出した!
料金所でストップされるのは予測済みで、
「抱えて下ります」と言って通過するつもりだったのだが、
閉山中というのは・・・ボケていたとしか言いようがない!

自転車で上がってきた人がいてビックリ!
ギア比を落として上ってきたんですって!!
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で、下る道を教えて下さった!ぼくと比べたら「青年」
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若草山と春日山原始林の境に砂利道があると!
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結構立派の道で、散策している人もいる
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道草していると、若い人が抜いて行った
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「まむしがでます 注意」の看板が多い!
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「月日亭」があった!
下りてきたのは右側
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ようやく下りきった!
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ここから先は自分の庭みたいなものだ!
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若草山を右手に見ながら北の方・・・東大寺の方へ
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法華堂の前の池の近くのいつもの場所に自転車をロックし
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久しぶりに法華堂に入る
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不空羂索観音などの諸仏と再会
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ここまで来たら二月堂にも寄らないと
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奈良はいい
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法華堂・二月堂を後にして
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大仏殿へ
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大仏様に【ご挨拶・御礼・お願い】などなど・・・
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その後「戒壇堂」へ
若草山の方向を見ると、大仏殿の回廊と中門が見える
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戒壇堂は3年間の改修工事を経て今秋完成、四天王像も
出張先の「東大寺ミュージアム」からお帰りになった
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「四天王像」に感動!
「東大寺ミュージアム」での見え方とは全く違う!!
自然光の入ってくるお堂の中でのお姿は素晴らしい!!!
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「戒壇堂」を後にして南へ、
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「奈良国立博物館」に寄ることにしていたのだが、
会期が来年1月14日であることは勿論だが、
「戒壇堂」での感動に上書きはしたくなくなり、
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とりわけ「広目天」の眼差しに捕らえられてしまってパス!

県庁の南側の「登大路園地」でお弁当をいただいた後、
気になっている興福寺の五重塔を見に行った
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まだ最下層の軒下まで見えていた!
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何しろこの五重塔、修理のため覆屋で覆われてしまったら、
再び見れるのは10年後でぼくも90歳だが、見たい!
伊勢神宮の式年遷宮も同じく10年後で、それも見たい!!
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▲この日の移動経路_iPhoneアプリ:Walkmeter による
START_9:45_若草山山頂駐車場
GAOL_13:30 頃か!?


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posted by yoko at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車・旅

2023年11月04日

もうひとつの五重塔

先月「二つの五重塔」として、興福寺と東寺をとり上げたが、
さらに加えれば、法隆寺や室生寺、山口の瑠璃光寺・・・
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▼これも素晴らしい!!
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◉海住山寺の五重塔で、裳階(もこし)付きはここと法隆寺だけ!
今特別開扉中で、塔の中まで観ることができる!!
という訳で、一昨日11月2日(木)に行ってきた。
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先ずは家から自転車で近鉄平城駅まで走り、そこから輪行
近鉄京都方面行きに乗り、新祝園駅で下車
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渡り廊下を渡って、祝園駅でJR学研都市線に乗り換え!

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木津駅でJR関西本線に乗り換え、加茂駅で下車!
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加茂駅前で自転車を開き、海住山寺を目指して出発、
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まちなかを抜けて走ると木津川の堤防に突き当たり、
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堤防左岸の道に上って下流方向を見る!
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直に橋があった!木津川橋だ!!
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▲加茂駅〜木津川橋〜海住山寺の往路と復路
加茂駅−海住山寺の標高差は165m_google mapによる
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木津川上流を見る。
江戸時代に東大寺大仏殿を再建した際、その虹梁に使うべく、
宮崎県から瀬戸内海を経由して運搬されてきた
20トンにも及ぶ2本の巨材を陸上に引き上げたのは
この辺りだったのかな・・・などと想像を巡らす・・・
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海住山寺の方を目指す!・・・らしきものは見えない・・・
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やがて標識が現れて、
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坂道になって来て、ペダルを漕いで上るのがキツくなり、
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自転車は「押し!」
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キツい急坂!
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後で知ったのだが、ピンクはコスモスで、
恭仁京跡の目印に植えられた!と標識にあった!!
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これはキツイ!
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急勾配のヘアピンカーブ!
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楼門が見えてきた!!
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道は楼門を迂回しているけれど、
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堂々と正面から!と、自転車を抱えて楼門をくぐり
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楼門から150〜200m程で山門前の階段に到着!
この先に駐車場があり、更に境内まで道が伸びている。
この階段を10数段上ると踊り場があり、
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踊り場から急な階段の上に山門が待ち構えている
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本日は五重塔の中も見れるので、特別料金800円
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山門をくぐると左手に五重塔が見える!
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総高さ17.7mで、室生寺の五重塔に次ぎ2番目に小さい!
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裳階(もこし)がついているのは法隆寺とここだけ!!
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開扉されていて中がのぞける!

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心柱が初重の天井上で止まっていて心礎が無い!
極めて珍しい!
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これはその内部で、
四天柱という4本の柱の中が厨子のようにつくられている!
図録「海住山寺の美術」の写真を転載しています。
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本堂・・・
ご本尊の十一面観音菩薩立像は「東京国立博物館」にご出張中!
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次に本坊へ
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室内からお庭を見る
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本坊庭園は紅葉の時期が最高とのこと!ぜひ再訪したい!!
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帰路は下りでスイスイと思いきや、勾配が急過ぎ、
ブレーキが滑ってよく効かない上に、
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路面に凹凸処理がされていて振動が激しく、
スピードが出せないので徐行運転しながら下る!
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自転車を押して上ってきた・・・ビックリ!!
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平地に出て恭仁京跡へ・・・聖武天皇を想う・・・
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加茂駅と海住山寺のほぼ中間
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ちょうどコスモスが真っ盛り!
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加茂駅に着いたら、ちょうど大和路快速大阪行があり・・・
ここから大阪まで直通で行けることにチョッピリ感動!
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本来なら平城山駅で下車して自転車で帰宅するところだが、
急坂の上り下りでちょっとくたびれたかな・・・
その上ここの駅のホームにはエレーベーターがなく、
跨線橋を渡らないと改札に出られない!
そんなわけで平城山駅では下車せず、
JR奈良駅まで行き、バスを乗り継いで帰宅しました。

海住山寺の五重塔開扉は〜11月5日(日)まで
奈良博の正倉院展は〜11月13日(月)まで
京博の東福寺展は〜12月3日(日)まで
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海住山寺〜恭仁京〜木津川〜東大寺〜正倉院〜
すべて聖武天皇と繋がっています!

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posted by yoko at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2023年10月20日

二つの五重塔

「興福寺」の「五重塔」の120年ぶりの大規模な修理工事が始まっているので、今どんな様子か見に行った。
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先づ「猿沢の池」越しに眺めたが、あまり変わった様子はない!

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そばまで行ったらこんな感じで高さ51m、
「東寺」の「五重塔」の55mに次いで日本で二番目の高さ!
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まだ準備中・・・
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「お知らせ」の看板によれば、
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「素屋根」で覆われる来夏からは姿が見えなくなり、
再会できるのは10年後の2033年!
「伊勢神宮」の「式年遷宮」が行われるのも同じく2033年!!
90歳を元気で迎えたいものだ!!!
翌日はもう一つの五重塔を見に、京都の東寺へ!
近鉄東寺駅へ到着する少し前、電車の窓から・・・
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駅から1ブロック西へ、九条大宮交差点から
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境内から
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『東寺のすべて』が開催中で
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左手のテントで入場のチェックをしてもらい
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「五重塔」の初層内陣へ
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これはHPから拝借・・・心柱は正方形
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因みにこれは「興福寺」の「五重塔」で、心柱は丸!
「薬師寺」の「東塔」も丸だ!!
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「東寺」の後は「京都国立博物館」へ
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右手の旧本館はいつの頃からか閉じられたままで、
耐震計画の調査中とのことだが、リニューアル・オープンはいつのことやら・・・
それまで生きていられるかな!?なんて考えてしまう!
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開催中の『東福寺展』は見応えがあってチョットくたびれて・・・
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この日のサイクリングの経路は▲こんな具合
_家〜近鉄「菖蒲池駅」
電車_「菖蒲池駅」〜「東寺駅」
_「東寺駅」〜「東寺・南大門」
【東寺】
_「東寺南大門」から「九条通」を東へ!
「鴨川」に下りて河川敷を北上し「七条通」に出ようと思ったが、
「鴨川」に下りる道が見つからず、車と一緒に「鴨川」を渡ってしまい、
その後は北へ北へと走って「京博」に到着!
少し西にあるカレー屋「壱番館」で昼食を済ませた後、
【京都国立博物館】で『東福寺』展を観…2時間以上いたかな・・・
_【京博】から「七条通」を西へ〜「須原通」を南下〜「八条通り」を西へ

新幹線_「京都駅」15:45_発の近鉄特急に乗車
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しばらくすると右手に「東寺」の「五重塔」が見えるのだが、
近鉄京都線の前身の通称「奈良電」が100年近く前にできた時から
高架だったので、幼いころから電車の窓越しに美しい「五重塔」を見てきた!
ただ当時は雑多な建物は存在せず、眼下に美しい瓦屋根が広がっていたのを思い出す!

幼いころからは「東寺」の「五重塔」を身近に感じ・・・
30代半ばに奈良に転居してからは「興福寺」の「五重塔」に親しみ・・・
これがぼくの「二つの五重塔」のおななしです。

【終】
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posted by yoko at 23:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 建築

2023年09月25日

9月にあったこと_その2

9月11日、左眼の「白内障手術」をしました!

今春、左眼の視力が右眼に比べて極端に良くないことに気が付いて・・・
普段は両眼でものを見ているので気が付かなかった!!
で、眼科へ行ったら「白内障」と診断され、
緊急ではないけれど、先延ばししていても改善するわけではないので、
舞台で歌った後に!ということにして、
9月11日に住友病院で日帰り入院して手術を受けました。
白内障手術_2023.09.11_blog..jpg
「白内障」とは「水晶体」が白く濁ることで、
そこまで穴をあけてその濁りを除去し、
そこにできた空間に透明の樹脂でできたレンズを入れる!
というのが手術の概要です。
手術中は目を開けていないといけないので見たくないものが見えて、
恐ろしい時間でした。
一週間して眼帯が外れてみたら、霧が晴れたようにクリア!!
1か月間はゴーグルをハメ続けるとか、日に3度目薬を注すとか、
やらないことはありますが、一方で、
近眼が老眼とで中和されたためか、眼鏡が不要になりました。
来年の運転免許試験はひょっとしたら眼鏡なして通るかも・・・


posted by yoko at 17:27| Comment(1) | TrackBack(0) | あれこれ