主宰者の*也さんから事前に知らされた兼題「4月馬鹿」と「花曇」により、出席者各自が3句づつ持ち寄り、ミニ句会を行った。
短冊によりみんなで清記をおこない、各自が選んだ3句を披講し、感想を述べ合った。
以下に皆さんの句から1句づつ披露します。
マーラーの うづく音色や 花曇・・・・隆一←わたし
四月馬鹿 幼子の嘘 なつかしく・・・・*子
伊吹山 浮雲流る 花曇・・・・・・・・*夫
亡き姉に ただ会ひたくて 花曇・・・・*恵
花曇 化粧直しの 白鷺城・・・・・・・邦*
太陽も ベンチ入りする 花曇・・・・・*子
今年こそ 日曜日なり 4月馬鹿・・・・*三
4月馬鹿 ピエロとなりて 街を行く・・*也
言葉を使った表現が苦手で誰にも選ばれないのでは!‽と思いきや、
わたしの句が一番評判が良かった!
主宰者*也さんの講評は以下の通りです。
隆一さんの句は「花曇」という季題が大変活きており素晴らしい句です。
*子さんの句は、子育てのころの母としての思いと季題が見事に調和しています。
*夫さんの句、一幅の風景画を彷彿させる句です。
*恵さんの句は、花曇に託した肉親への想いが胸を打ちます。
邦*さんの句、今改修中のお城をうまく表現できました。
*子さんの句は俳句に特有の諧謔味を入れた楽しい句です。
*三さんの句は、4月馬鹿の季題をうまく活かしました。
以上