2013年10月21日

大安寺

ご本尊の十一面観音像が特別開扉と知り大安寺を訪ねた。
若いころに行ったということは記憶にあるのだが…

大安寺-01.jpg
南大門をくぐって境内に入ると、

大安寺-02.jpg
正面にではなく左手奥に本堂が見えてくる。

大安寺-03.jpg
つまりこの本堂は通常とは異なり東を向いているのだ!

どうして東向き!?
日本最古の寺の一つで、最盛期には25万平米の敷地に金堂・講堂を中心とした90余棟が立ち並んで威容を誇っていたのだが、その後の火災や地震ですべて消失、一度は廃寺となっていたのだそうである。
現存のものは近世末〜近代の再建で、残された東西に細長い狭小な敷地に南向きの本堂建設は困難で、敷地西奥に東を向いて建てられたのだと、お寺の方から教えられた。
本堂にあった盛時の伽藍模型には東塔・西塔二棟の七重の塔もあり、その壮大な姿に思いをはせた。
posted by yoko at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築
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