2024年02月18日

必見!「古代メキシコ」展

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特別展「古代メキシコ」−マヤ、アステカ、テオティワカン
がようやく大阪にやってきたので、早速行った!
昨年東博で2か月半、九州国博で2か月の後、
大阪では2/6〜5/6の3か月の長期に及ぶ注目の展覧会だ!!
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外回りを改修中でしばらく休館中だった「国立国際美術館」は、
まだ工事が終わってなくて、限られた通路を入口へ向かう。

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外回りの改修に床は含まれていないようで、
相変わらず汚い外国産花崗岩はそのままだ!!

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下りのエスカレーターを乗り継いで地下3階の展示室へ!
全ての展示品が写真撮影OK!にはビックリ!!
・・・人は写らないように!なので室内の様子は撮れなかった。

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凄い!としか言いようのない、特別の特別の「特別展」
なので、ここでは内容について言及しないことに・・・

写真撮影OKなので、みなさんスマホで撮りまくり・・・
でも撮りだしたらキリがないし選ぶのも困難なので、
【図録】を購入することに決め込んで、
眺めるだけ!鑑賞するだけ!にしたのだが、
↓ これ1点だけ、
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キャプションに直径16.4cmと記載の円筒形の土器に、
ポール・クレーが描いたような絵が描かれているので、
連続しているところを撮ろう展示ケースの周りを動き始めたら、
監視員の女の方が飛んできて「動画はいけません!」

三足土器_テオティワカン文明 450〜550年
土器、漆喰、鉱物顔料、H15cm,W16.4cm

遠く海を隔てた日本で「仏教伝来」したのが538年

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これが【図録】で、グレーの表紙に3種類のカバーが選べる。

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特筆すべきは特殊な製本で、180度開きできる!
「コーデックス装」という製本で、すばらしい!!

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実は「コーデックス装」は初めてではなく、これは
1995年に東京の「永青文庫」で開催された「春画展」で
入手したもので、厚さが6cmある。

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購入した時には、左右の画像が真っ直ぐに連続して感激!

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これは昨日図書館から借りてきた本で、
「世界でいちばん素敵な・・・」という人気のシリーズ本!
だそうだが、「源氏物語絵巻」もこれでは泣ける・・・

はなしが横にそれてしまったが、
「古代メキシコ展」は5月初旬まで開催されているので、
【図録】でしっかり予習をして再訪します!!
posted by yoko at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2023年08月08日

南山城

7月8日から奈良国立博物館で「南山城」展が開催されている。
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これは8月4日(金)で3回目、自転車で行った!

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自転車を停めるのはいつもの池の畔!目立たない!!

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吉村順三の代表作で、これは「西館」

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「東館」との間が入口で、
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エントランスホールにある階段を上って2階の展示室へ

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これほど興味深い展示品が集まった展覧会はそうあるものでない

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因みに「南山城」は、ぼくが生まれてから今日まで、
その周囲を移り住んで今日に至った場所なのだ!
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浄瑠璃寺は年に数回訪れているし、海住山寺や一休寺などもいい!
まるで宝の山みたいなところに居を構えているわけで、
寺巡り〜仏像巡りにいくら長生きしても時間が足りない・・・

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「南山城」を堪能した後は「日本庭園」へ
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庭園から見た「西館」
「シャッター」があるから「窓」!?
内部は「無窓」に改装されているが、外部は元のまま・・・

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「本館」を出て西へ

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重要文化財の「旧本館」は西向きに建っていて、
その背中から「なら仏像館」に入館することになる

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いくつかは「撮影OK」になっていて、
これは中国・唐の時代の「十一面観音菩薩立像」
奈良国立博物館の館蔵品で重要文化財

実は今年の4月から賛助会員になったので、
会員証を提示すれば全館いつでも入館できる!
だから9月3日(日)が会期末のこの「南山城」展も、
今後数回は訪れるつもり・・・
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posted by yoko at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2023年06月06日

秋篠寺の秘仏

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↑左端に安置されているのが天平時代の名作「伎芸天」
この像を観に訪れる人が絶えない「秋篠寺」は、家から近いこともあって月に一度は訪れているかな・・・
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その「秋篠寺」で年に一日だけ!今日6月6日だけ観れるのが、
「大元堂」に安置されている↑この「大元帥明王」像!!
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奈良市の地図
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本日の自転車での走行経路_時計回りで約6km
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「東門」に到着!車やバスで来た人の多くはここから入るが、
正面の「南門」へ回ることにする。
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正面の「南門」・・・自転車を近くに施錠して
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入門!
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普段より人が多い!
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美しい苔庭
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1000円払って入門すると直ぐに「大師堂」があり、
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お堂に向かって長蛇の列!
6月6日には過去にも何度か来たことがあるけれど、
こんな風景は初めてでビックリ!!
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何と!行列は「本堂」の裏側まで続いていて更にビックリ!!
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行列の進むのは遅く、ようやく「鐘楼」が見えてきた。
この「鐘楼」には特別の思い出が!
今住んでいる家に住み始めたのが1977年12月31日で、
その翌年の大晦日に、妻と一緒に除夜の鐘を突きに来た思い出
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ようやく「本堂」の「前庭」に視界が開けた。
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ちょうど「本堂」の正面
この「本堂」は元は「講堂」で、この場所の南側にあった「金堂」は、ほかのお堂共々1135年の兵火で焼失したとのこと。
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入場したのが9:40ごろで、この写真の撮影時刻は10:18
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もう直ぐ入堂できる!
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「大師堂」に入場したのは10:40頃かな・・・
秘仏、重文「大元帥明王立像」鎌倉時代、木造・彩色
像高229.5_大きくてすごい迫力!!

その後勿論「本堂」にも入り・・・
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料金所を出て「南門」の方へ
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「南門」を出て南へ進み振り返る。いつも電柱に悲しくなる。
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雨も降らず、11:20頃帰宅
正面が1977年12月31日から住んでいる家
architecture-ykh1_temp.html (yokogawa-r.com)

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posted by yoko at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2023年02月19日

初めて!?かもしれない「平安神宮」


先日_2/17(金)、お天気が良くて寒さが和らいだので、
京都の「岡ア公園」まで出かけた!
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今更ながらの見慣れた景色
平安神宮の「大鳥居」と奥の「應天門」
岡ア公園へは、
子供のころ「アイススケート場」によく来たし、
学生時代は京都会館での「京響」定期演奏会に毎月通ったし、
今も二つの美術館へはの5~10回ぐらいは来ているかな・・・
なので「平安神宮」はいつも身近な存在で、
子供の頃には親に連れられて来て参拝もしたはず・・・

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「大鳥居」の左手、西側に「京都国立近代美術館」があり、

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今開催中の「甲斐荘楠音の全貌」展を観るのが、
この日「岡ア公園」を訪れた目的・・・
かいのしょうただおと_1894-1978

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入館したのが10:30頃で、
午後1時頃全館を見終わって4階の窓から東を見る!
向かいの京セラ美術館では先週まで
「アンディ・ウォーホル」展をやっていたのだが、
TVでの充実した紹介をしっかり観たこともあり、
行く気が起こらないまま・・・会期が終わってしまった!

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時間節約のため1階の「カフェ」で昼食を済ませ、
先日[BS朝日」の「京都ぶらり探訪」というテレビ番組で
「平安神宮」のことを詳しく解説していて興味がわいたので、
久々に「平安神宮」に参拝することに・・・

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参道をしばらく北へ進んで、後ろを見返す!

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北正面に「應天門」!

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参道左手=西側の「手水舎」では、
センサーで自動的に水が流れ出る!

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「應天門」の手前左(西)の駐輪場に自転車をロックし、

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場内へ・・・「拝殿」まで直進して「二礼二拍一礼」

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色あせた「案内板」!
「拝殿」で参拝を済ませた後「神苑」に入ることに!
ここは有料で600円!
西側に入口があり、順路は時計回りになっている

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入って直ぐに電車があって(◎_◎;)!

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「平安神宮」は、
平安遷都1100年記念に開催された博覧会のシンボルだった!
京都駅から「平安神宮」まで走ったのがこの電車という訳!
50数年前の学生時代にもまだ電車が走っていたな・・・

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梅の花が見頃・・・
しだれ桜の樹がたくさんあったので春に再訪しよう!

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東側の「栖鳳池」の岸に佇む、
右手前が「尚美館(貴賓館)」、奥が「泰平閣(橋殿)」


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「天平閣」の向こうの山の頂に見えるのは、

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「青蓮院門跡・将軍塚清瀧殿」で「国宝・青不動」がある!

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向こうの「尚美館」の縁側からこちらの「泰平閣」を見ると!

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この様に見える!
これは先日のTV放送の画像★だが、池に映る「泰平閣」

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これもTVの画像★で、以下同じ

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部屋の中★

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部屋の中から見たお庭★

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1時間ほどかけて「神苑」を一周!

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「神苑」は初めて!と確信!!

因みに、
明治以降に建てられた代表的な神宮を整理すると、
1890年_明治23年:橿原神宮(御祭神:神武天皇)
1895年_明治28年:平安神宮(桓武天皇と孝明天皇_平安時代最初と最後の天皇)
1920年_大正 9年:明治神宮(明治天皇と昭憲皇太后)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
近代美術館で観たのは↓これ!
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この画家の名前は甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)
一昨年大阪歴史博物館で開催された「あやしい絵」展で
10点近く紹介されてされたのを機会に初めて知った画家!
その後あべのハルカス美術館での「コレクター福富太郎の眼」展でも観ました。
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特にこの気持ち悪い絵は記憶に残っていて忘れることができませんが、
代表作はというと、次の「横櫛」などだそうです!
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「横櫛」1918年_作者24歳の時の作品
posted by yoko at 11:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術

2023年01月13日

春日大社へ初詣



奈良国立博物館で開催中の「春日大社_国宝展」と、
春日大社国宝殿で開催中の「杉本博司_春日神霊の御生(みあれ)展」に行ってきた_昨日=1月12日(木)のこと!
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奈良国立博物館→春日大社大宮→若宮→国宝館の順

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昨年10月に完了した若宮の20年に一度の式年造替
その記念特別展も会期はあとわずか!

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珍しいものがたくさんあり、これは面白かった!
「平安の正倉院」とは・・・「なるほど」と思った!!

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中央入口左の「本館」での本展に加えて、
右の西新館で「仏教美術の名品展」がありこれもよかった。
「プレミアムカード」の入場枠に余裕があるので再訪しよう。
12時に入館して、出た時には14時を過ぎていた。。

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博物館の南側、春日大社の参道に出て東へ・・・

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鹿さんに求められて!?思わず1カット

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やがて「二之鳥居」へ

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この階段を上って「大宮」に参拝し、

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階段下まで戻って右手=南へ

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これまであまり来たことのなかった「若宮」へ

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次に向かったのは「国宝館」

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時と場所を得た展覧会に感服!!
こちらの会期は3月13日までなので、
再訪どころか何度も来たいと思った!!

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参道を西に向かって帰路に・・・
「一之鳥居」が見えてくるころ、既に午後4時を過ぎていた。

写真には写っていないけれど、実は折りたたみ自転車連れ
さすがに今から家まで自転車はきついので、
近鉄奈良駅〜菖蒲池駅は輪行して帰りました。
posted by yoko at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2022年12月16日

12月16日は、一年に一度の東大寺_

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今日_12月16日は一年のうちこの日だけ、
東大寺の三体の秘仏が一日に限って拝観できる日だ!

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寒いので、
相棒の自転車をたたんで電車に乗り奈良へ!
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終点の「近鉄奈良駅」から東大寺を目指す!
正面に若草山が!!
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「戒壇院」前の緩やかな坂から「大仏殿」が見えて来る
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「大仏殿」の前を通って三つのお堂を目指す
「俊乗堂」「開山堂」「法華堂」へは緩やかな上り
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「俊乗堂」正面の階段、たくさんの人たちが見える
自転車なので左方向_緩い上り坂の道に迂回する
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「俊乗堂」のある広場に到着
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先ず受付を済ませ・・・¥600は三堂とも同じ!
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列の最後尾に並ぶ
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「重源上人像」は一年ぶり・・・
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↑この2体も・・・特に快慶作の「阿弥陀如来坐像」が好き!
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同じ広場にある「念仏堂」も開扉されているので覗く!
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さて次は「法華堂」の方へ
「開山堂」はこの左側_西側にある
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こちらの「良弁上人坐像」も一年ぶり

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お庭にこんな「碑」があった!
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拝観を済ませた人たち!
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出口の方へ!「二月堂」が見える。
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三つ目の「法華堂」で、受付を済ませて最後尾に付く
ここは多くて、20人ずつ時間を区切っての拝観!
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国宝の諸仏九体はたびたび拝観させていただいているが、
秘仏の「執金剛神」ばかりは一年でこの日だけ!
今年はよい順番で入堂できたので、ベストの位置で観れた!
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拝観を終えて出たところ・・・
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帰路・・・境内にはまだ紅葉の名残が・・・
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「鏡池」の前まで戻り、切り株があったので腰をかけて、
買ってあったおにぎり2個の昼食!
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ここは修学旅行の記念写真の場所・・・次々に・・・
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下のmap中央から↓下=「南大門」方向を見たところ
右手の「東大寺ミュージアム」がある場所は
中学時代の3年間通った「青々中学校」があった場所で、
これが縁で奈良に移り住んで本年末で45年!
奈良での幸福な晩年に感謝!これも大仏様のおかげ!!
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反対の↑北方向=「大仏殿」を見る!
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観光客も少しずつ増えてきているようでうれしい!
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本日の自転車走行経路・・・
帰路は「平城宮跡」を通って家まで!

posted by yoko at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2022年11月04日

正倉院展へ行ってきました

朝8:30頃自転車で家を出発、
近鉄奈良線_菖蒲池駅8:39発〜乗換え無し〜奈良駅8:48着
「東向き商店街」を経由して興福寺境内へ行くと・・・
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北円堂が特別開扉中!

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迷わず中へ!

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無著・世親菩薩立像はじめ、大好きな国宝仏がずらり・・・
尤もここへは毎年必ず入堂しています!

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北円堂を出て境内を東へ!
五重塔と南円堂の間を抜けて奈良国立博物館へ向かうのだが、
五重塔は改修工事が始まったら当分見れなくなるな〜
また見れる時まで長生きしたいな〜と思って久しいが、
改修工事はいつ始まるのかな!?

奈良国立博物館でいつも自転車を止める池の畔は
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正倉院展中は駐輪禁止!

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で、ずいぶん離れた駐輪場に留めて

入口の方を見ると
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毎年同様長蛇の列!

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観覧には「前売日時指定券」の予約・発券が必要!とのこと

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現在時刻9時半で、開館時間は9時から順次入場している模様
当の本人はというと・・・左手の講堂へ
プレミアム会員対象の「特別鑑賞会」へ行くところ
定員90名、応募700名近くから抽選に当たった!
10時から作品解説を受けた後自由観覧・・・

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毎年新たな驚きを感じるのだが、今年も改めて・・・
で、写真ど真ん中右下の「銀壺(ぎんこ)」が凄かった!!
肉眼ではよく見えないが、いつもの秘密兵器持参!
ペンタックスの50cmまで焦点の合う双眼鏡で
驚異の粒々模様もハッキリ見ましたよ!

ところで、↓これを見た時
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暈繝錦几褥(うんげんにしきのきじょく)_錦の上敷き

↓これを思い出しました!
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今日もっとも注目を集める画家ゲルハルト・リヒター。
と、展覧会のチラシにありました!
それから・・・
ぼくが子供のころから大好きな画家ポール・クレー
を連想させるモチーフもいっぱいありました!!

さてさて・・・
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見終わって館を出た12:20頃、相変わらず絶えない長蛇の列、
閉館が午後6時なので午後5時ごろまで続くのかな!?

正倉院展を観た後あちこち巡るつもりだったが、
せっかくの感銘を乱したくないのでそれはヤメて、
家まで自転車でのんびり帰ることにしました。
と!
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朝は気が付かなかったテントと大勢の人たち!

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博物館の西側=県庁の南側で何やらやってる!

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NARA FOOD FESTIVAL 2020 でした!
ここを横目に見て通過し、

途中コンビニでおにぎりを買って佐保川の堤でいただき、
平城宮跡へ
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朱雀門を眺めながら少しウトウト・・

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その後近鉄奈良線を渡って・・・
平城宮跡が見つかって史跡指定を受けたのが100年前の1922年
近鉄奈良線が開通したのは1914年
だから近鉄は世界遺産を横切る珍しい鉄道になった訳です!

↓本日の帰路_コースはほぼいつも通りで、約13km
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posted by yoko at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2022年09月26日

兵庫県立美術館へ行ってきました

9月25日の日曜日・・・幸い好天なので、待ちに待った!ボストン美術館所蔵「刀剣と浮世絵」展が開催されている「兵庫県立美術館」へ行ってきた。

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「刀剣」と「鐔」と、浮世絵の「武者絵」という、珍しくも絶妙の組み合わせの展覧会で、ボストンからはるばる里帰り!というのが、悔しくもおもしろい!!

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近鉄奈良線と阪神電車がつながったのが2009年で、それまでは甲子園も、ましてや神戸は、奈良からは本当に遠かった!
その甲子園駅を通過して・・・

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終点の「神戸三宮」駅の一つ手前の「岩屋」駅で下車したのは10時ごろだったかな・・・

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「岩屋」駅は「ミュージアムロード」のほぼ中間地点で、

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山の方へ北上するとJR「灘」駅があり、エレベーターで昇降して改札階の自由通路を通り抜け

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さらに北上した突き当りが「王子公園・動物園」

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そこを左折すると

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昔よく来た村野藤吾の名作!旧「兵庫県立近代美術館」が、
あった!!

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名前は「兵庫県立美術館王子分館_原田の森ギャラリー」と変わっているが、建物は健在だ!!

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白い箱状の展示空間が柱で支えられて、空中に浮いている!

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中も明るく気持ちが良い!

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2階の展示室の床を支えるために小柱が建てられている。
こうすると2階の床梁が小さく出来て、2階までのスロープを短くできるのだ!!

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2階の展示室はちょうど展示の準備中で、
入ったすぐのところに展示パネルが立てられていた

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この明るい天井照明の下で何度となく展示作品を見たは何十年も前のこと・・・懐かしい・・・

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旧「近代美術館」を出て、海の方へ戻る!
お昼時だったので、途中コンビニで「おにぎり」を買って通り道の公園で食べ、JR「灘」駅の自由通路を逆方向に通過してさらに南下

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屋上に彫刻が乗っているのが「兵庫県立美術館」

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威容が目の前に!
屋根に載っているのは、フロレンティン・ホフマンというアーティストの巨大なカエルのオブジェ!だって!

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空から!赤丸のところが通り抜けの半屋外空間

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横断歩道橋の踊り場の下が自転車置き場に使われているのだが、
チェーンロックの相手が無くていつも困る・・・

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いつものように建物中央の半屋外空間を海の方へ
突き当りを右折するとエントランスホールで、
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入場料が70歳以上は半額なので1,800/2=900円!
兵庫県民に限らず!というところがすごいといつも感心!感謝!!

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いつもの通り「コインロッカー」に荷物を預け、
すぐそばのエレベーターで3階へ

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エレベーターを降りて

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展示室の方へ
いつものことながら、紹介番組のTV録画でしっかり予習した上での鑑賞だ!

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天井が高くて明るい展示室

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巨大な彫刻もユウユウの大空間!
最近開館した大阪中之島美術館もそうだが、巨大な展示空間は小さな展示作品を身近に感じにくくするような気がする。
今回はデリケートな作品ばかりで点数も百数十点に及び、あまりの多さに途中でくたびれてしまって・・・
豪華な図録が販売されているので、改めてゆっくり楽しめば!と思ってしまった

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1階に下りて出口の前のミュージアムショップに寄り、

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豪華な図録¥3,300を購入

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中央を貫く半屋外空間を山の方へ〜出口の方へ戻り

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外へ出て振り返ると大きな階段とスロープがあって、これを昇ると海が見えるのだろうけれども、昇る気がしなくて、海は見たかったが見えなかった!
◆◆◆
この「兵庫県立美術館」の設計者は言わずと知れた安藤忠雄さんなのだが、確か1990年代の半ば〜後半だったかに指名設計競技が行われて選ばれたのだった。
設計競技に指名を受けたのは当時のそうそうたる建築家たち6〜7名!?で、まだご存命だった丹下健三さんも自らプレゼンテーターとして出席されたのを覚えている!
我が日建設計はぼくがプレゼンテーターで、審査委員長は内井昭三さんだった。
我が提案の重要なキーワードの一つは「海の方へ・・・」で、海を見たくなるこの場所で「海の方へ」向かっているうちに自然に美術館の中へ導かれる!そんなアプローチを提案したことが、この美術館を訪れるたびに思い出されるのだが、海は見えない!!
安藤さんの作品の多くは見ていると思うのだが、昔・・・30年ぐらい前!?北海道に行った時、トマムの「水の教会」を訪れて感動したし、「司馬遼太郎記念館」もできてすぐに見に行ったと思う。比較的小さなものの方が好きだな・・・

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これがこの日の移動ルートで、午後2時半ごろに岩屋で帰りの電車に乗ったかな・・・
因みに「ミュージアムロード」の南北間距離は約1.2q

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ところで今東京では ↑ こんな展覧会をやっていて10月2日が最終日で、巡回展はなくボストンに戻る予定らしい。
2年前に「ボストン美術館所蔵日本絵画名品展2020」が企画されていて巡回展も予定されていたので、「平治物語絵巻」や「吉備大臣入唐絵巻」も観れるところだったのに、コロナで延期になってこの「東京都美術館」のみになったらしく残念!

尤も「絵巻物」などの平面作品は、パソコンと大型のディスプレイで結構楽しんでいます(*^-^*)
posted by yoko at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術

2022年08月16日

近鉄特急「あおによし」に乗りました!



今日は朝から相棒の「折りたたみ自転車」と一緒に京都へ!
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先ず京都国立近代美術館で「清水九兵衛展」を観る
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今年が生誕100周年!2006年前に84歳で亡くなられた・・・
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展示室に作品が一杯で窮屈・・・
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普段は京都駅や京都文化博物館でおなじみ・・・
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これは2010年4月28日「札幌芸術の森」にて
白いのは新宮晋の動く彫刻
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4月末なのに雪が残っていたのだ・・・
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次に行ったのは京都国立博物館で
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どちらも大好きで「特別開扉日」には必ず行くお寺!
観心寺の「◉如意輪観音像」は模刻像があったのと
金剛寺の「◉日月四季山水図屏風」はズバリあったのだが、
展示ケースのガラス越しなので、
毎年特別開扉される時に観る方がありがたく感じる・・・
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本日の走行経路はいつもと同じで、
先ず近鉄と京都地下鉄を乗り継ぎ東西線東山駅下車
お昼は円山公園で東山を眺めながらいただくことが多い!
帰りはいつも京都駅から「近鉄特急」に乗るだが、
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今話題の大阪行き「あおによし」に乗ることに!
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最後尾右側の2席だけが空いていて・・・
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これが最後の2席!これで完売!!
一人席はない・・・つまり購入できない!
一人旅の老人は、宿の予約同様二人分・・・
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二人目の子供料金も加えて購入し奈良まで行くことに!
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15:20発で直ぐ右手に東寺の五重塔が見えるのだが、
幼い頃から同じ高さに見えていた記憶があるのだが、それは
最初に「奈良電」が開通した時から高架だったから!!
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平城宮跡を通過!
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15:56近鉄奈良駅に到着!この後大阪難波へ向かうのだが、
車内に乗り続ける人がいる一方、
ここで降りた人とここから乗る人や見物する人で、
駅のホームはごったがえ!!
ぼく自身は「各停」に乗り替え「菖蒲池」で下車し帰宅
近鉄特急「あおによし」乗車体験付きの京都散策でした
(*^-^*)


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2022年07月24日

ほとけさま

久しぶりに奈良博(※「奈良国立博物館」の略称)へ行った。

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コインロッカーは、いつも西側の「なら仏像館」↑のを使う。

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今日のお目当ては東新館で開催中のあれ!!

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7月16日から開催中の「はっけん!ほとけさまのかたち」展

ポスター〜チラシでアピールしての通り
「夏休み中のこどもたちもいらっしゃ〜い!」らしく、
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「クイズ帳」をいただけて、それ片手にほとけさまを一巡!

↓このような設問がQ1からQ8まで8問あり、
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拡大鏡で細部を観察して無事8問正解!
こういう鑑賞のさせ方はお見事というほかなく感服!!
「奈良博」はいい・・・
「東博」「京博」にはこんなのありません!!!

迷わず図録を購入。
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図録もポスターやチラシ同様一見子供向き風をしているけれど、
内容はもちろん本格的で、これもお見事!

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例えばお馴染み「元興寺の国宝・薬師如来像」も、
これまで何度となく見てきたのに改めて感銘を受ける。

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十一面観音菩薩もこんな具合・・・
ガイドさんに聞いたところ奈良博のスタッフ〜学芸員の中に
このようはイラスト〜解説のうまい方がおられるとか・・・
そういえばいつのころからかこれらのいわゆる「ゆるキャラ」
が使われていてすっかりおなじみに・・・で、調べて分かった!
教育室の翁みほりさん!
奈良女から奈良博へ、そして「ゆるキャラ」出現!!

この展覧会は「特別展」ではなく「平常展」なので、
これがあれば何度でも見れる。
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↓この「ワークショップ」も終わってから知ったので、
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まだ1か月以上ある会期中に、何度か再訪することにします!
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2022年06月10日

鏑木清方展へ行ってきました!

昨日「鏑木清方展」へ行ってきました!
★画像はクリックするとすべて拡大されます!
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美人画といえば何といっても上村松園!
それから・・・鏑木清方という画家もいたな・・・という程度の認識だったのがとんでもない!!
しっかり予習をしてから行ったお陰もあり、美人画という範疇にとても収まらない!鏑木清方(1878-1972)という画家に感銘を受けました。
因みに常日頃、NHKの「日曜美術館」やテレビ東京の「美の巨人たち」などの美術展情報のテレビ録画は欠かさず行っていて、
今回の「鏑木清方展」は山田五郎さん解説のBS日テレ「ぶらぶら美術館・博物館」の東京国立近代美術館での展覧会を収録したものでじっくり予習しておいたのが良かった。
この日観た中で一点とりあげるならこの「ためさる」という作品!1918年(40歳)の作品
★キャプションはガラス面にシールで見やすい上、何と制作年制作した年齢が併記したあった!!
で、この「ためさる」という作品は、長崎の丸山という遊郭の遊女さんが年に一度「踏み絵」をさせられる情景を描いたもので、左幅+右幅セットで観れると思っていたら、左幅のみの展示でがっかり!!
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着物には細かい柄が描かれているのだが、展示ケースの奥行が深いため肉眼では着物の柄は判別困難で、気が付かない人が多いのでは・・・簪の細かい描写のテクニックもすごい!

勿論僕の場合はいつもこの双眼鏡を持参しているので大丈夫!
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このペンタックスの遠近両用の双眼鏡は50pまで焦点が合う!

180度見開き出来るタイプの見やすい図録なので買ってしまった。
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でも、着物の柄などは全く判別できず、拡大写真も載っていないので、テレビ録画は宝物!という感じです。

さて、本日の自転車での行程は・・・
近鉄京都線〜京都市営地下鉄の烏丸線と東西線を乗り継いで、9時40分ごろ東山駅を下車、自転車を組み立ててスタート。
三条通りを東へ
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神宮道を北へ
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京都国立近代美術館
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本展最大の話題作がお出迎え!
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左から「浜町河岸」/「築地明石町」/「新富町」
入館したのは10時ごろで「鏑木清方展」を満喫

受けた感銘を大切にしたいので、同時開催の展覧会や館蔵展を見るのはやめ、館を出たのは12時過ぎかな・・・
神宮道を南へ走り
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知恩院の前を通って岡ア公園へ到着
東山を眺めながら、コンビニで買ったおにぎりをいただく

さらに南へ走り、
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↑この看板の左端が「現在位置」で、右方向へ南下

「ねねの道」を南下・・・左手=東側に「高台寺」がある
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南下の後右折・左折・右折で正面に「八坂の塔」
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正しくは「法観寺の五重塔」

その後もお決まりの道を南下し、「京都国立博物館」前に到着。
今は幸いというか展覧会はやっていないが、
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次の特別展「観心寺と金剛寺」は7月30日から。
それにしても電柱の酷いこと!

京博には度々訪れるので「三十三間堂」の前を通る訳だが、「展覧会」とは組み合わせが悪いのでいつも通り過ぎるばかり
でも今日は「展覧会」が無いので「三十三間堂」を楽しむことにする!
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久しぶり・・・
でも京都だったらここと「東寺」には年に一回は入らないと!!

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堂内の仏像の素晴らしさはもちろんだが、東面の紙障子からの光もあってか仏像が本当に良く見えて素晴らしい!
東寺の講堂、興福寺の東金堂、東大寺の法華堂などよりずっとよく見えて素晴らしく、日本一では!?

堂内を一周した後は、お堂の周りを時計回りの一周。
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東正面

118mもある!
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             ↑クリック

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地図上の青いラインが自転車の行程で、走行距離は5kmほどかな・・・
午後2時半ごろ京都駅に到着し、14:50発奈良行きの近鉄特急で帰路に。






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2022年06月06日

秋篠寺「大元帥明王」年に一度の御開帳

今日6月6日は特別な日!
秋篠寺の「大元帥明王」の年に一度の御開帳の日で、
去年はコロナで中止だったので、本当に久しぶり!!
秋篠寺は家から東へ2km程かな・・・
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あいにくの小雨交じりの中を自転車で・・・
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「南門」から境内へ入ると
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緑のトンネルがまっすぐ延びていて、
北の突き当りを右に曲がると「東門」があり、
駐車場やバス停からの人は「東門」から入る。
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中ほどを左折すると「拝観用入口」がある。
秋篠寺には月に1〜2度は必ず訪れる大好きなお寺!
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「本堂」は国宝で、

堂内に安置されている諸仏の中でも、
この「伎芸天」はとりわけ人気が高いのだが、
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国宝ではなく重要文化財にとどまっているのは、
頭部だけが奈良時代のもので、
他は後の時代のものだからだそうだ!

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その「本堂」は今日ばかりは後回しにして、

お目当ての「大師堂」へ
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今日ばかりは訪れる人が絶えない!

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この「大元帥明王」の迫力の凄かったこと!!

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これが本日の走行経路で、走行距離≒5km
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2022年04月08日

四天王寺宝物館

今年は聖徳太子没後1400年!
昨日、聖徳太子ゆかりの四天王寺を訪ねた。
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南大門から北を見る。
中門の奥に五重塔、その奥に金堂、講堂が縦配列されている。

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回廊の東奥にある「宝物館」を目指す!

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回廊の東側へ行き振り返ると「あべのアルカス」が見える。

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西正面に「東重門」

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その少し先の東側に「宝物館」がある。

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2階がエントランスホール、3階が展示室になっている。

「春季名宝展」が開催されていて、これを見に来た!
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大変見応えのある名品ぞろいで、
国宝の「扇面法華経冊子」も1点見ることができたが、

全品掲載の図録があったので購入した。
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2022年01月29日

「能面100」

「能面100」とは美術展タイトルである!

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美術館「えき」KYOTOで開催中で、
このような機会はめったにないのでは!?
↑たまたまチラシで知っていて是非行かなければ!
と思っていた。

能面は舞台上のものを離れてみた程度かな・・・
東大寺ミュージアムで奈良時代の伎楽面や、
奈良国立博物館で奈良・平安・鎌倉時代の伎楽面・舞楽面・菩薩面を
常日頃間近に観ることはあっても、
室町時代の能面をこれほど多く観る機会は貴重!!
勿論ガラス越しではあるけれど、数点は独立ケースに収められていて、
裏面が観れるばかりか目・鼻・口の開口が貫通している様もよく分かった。
尤も、明るい照明に照らし出されていて「幽玄」の趣は感じられず、
室町時代の舞台とはどんなものだったのだろう!?と思いを馳せた。

図録は貴重!と思い、迷わず購入した。
↓次の2枚は図録の表紙の表と裏
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図録は¥2,500で、
↓180度見開けるタイプ
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《小面(雪の小面)》龍右衛門作、室町時代、金剛家
これは本展における最高作品とのこと
180度見開けるタイプなのだが、見開きの図はなかった。

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裏面の写も掲載されていて、繰り返し見ても見飽きない!!
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2021年09月07日

「奈良博三昧」・・・奈良国立博物館の特別展

一度観て、
こんなに面白い展覧会はもう一度!と、
今日奈良国立博物館へ行ってきた。
特別展「ならはくざんまい」
−至高の仏教美術コレクション―
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ジャンルは多岐にわたり全256点
前期・後期で展示替えあり

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家からは電動アシスト自転車で・・・
道草しても1時間以内で到着

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西側の「なら仏像館」の傍に丸い小さな池があり、

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畔の藤棚の下がお決まりの駐輪場所!
サドルの後ろにキャリアを取り付けたので、
予備バッテリーを常時携帯できるようになり、
ガス欠ならぬ電欠!?の心配がなくなった。

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東館の内部

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西館の内部

すべて館蔵品の展示ということで写真撮影OK
でもよくできた図録があるので、
彫刻と絵画の「顔」だけをアップで撮影しました。

ここでは彫刻~仏像の「顔」のなかで、
比較的よく撮れたものを載せます。

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菩薩立像

●03_◎十一面観音菩薩立像.JPG
十一面観音菩薩立像_重要文化財

●04_出山釈迦如来立像.JPG
出山釈迦如来立像

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薬師如来坐像_重要文化財

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観音菩薩立像

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力士立像_重要文化財

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十一面観音菩薩立像

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如来立像

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阿弥陀如来坐像

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獅子

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薬師如来坐像_重要文化財

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伽藍神立像

●188_南無仏太子立像.JPG

南無仏太子立像
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兜跋毘沙門天立像

●204_◎愛染明王坐像.JPG
愛染明王坐像

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平城宮跡を撮っての帰路・・・
まだ「南門」の「覆屋」がある!と思いきや、
真横から見るとズレていて、東へ移動中なのだ!
完全に外れたら解体されることになる。
これ、東・西_本願寺と同じ・・・思い出す!

絵画の「顔」はまた改めて!編集が大変そう・・・






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2021年08月26日

「京の国宝」と「上村松園」・・・二つの展覧会


一昨日の8月24日、久々に、
見逃せない展覧会が開催中の京都へ出掛けた!
先ずは「京博」での「京の国宝」展へ
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近鉄と京阪を乗り継いで七条で下車、はいつものパターン・・・

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事前予約制と知りながら予約せずに訪れたが、
案の定ガラガラ
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本展のイメージキャラクターは、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」
この日から後期展示でこの「風神雷神」を観れたのだが、
前期展示の雪舟「天橋立図屏風」の方が良かったな・・・
どちらも何度も観てはいるけれど、
雪舟のの方が細かいから繰り返し観たかったところ・・・

いくつもの仏像の中では、特に次の2点に\(^o^)/

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東寺の◉「梵天坐像」が来ていて、
東寺講堂でより接近して観ることができて良かった!

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蓮華王院三十三間堂◉「婆藪仙人(二十八部衆)」もすごい!

今回最もうれしかったのは、
岩佐又兵衛の「小栗判官絵巻」が観れたこと!
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皇室の持ち物なので◉国宝ではないが、国宝同等!
夢中になってガラスケースに接近しすぎ〜密着してしまって、
監視員の方からご注意をいただいてしまった・・・

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↑_出版物では、これが唯一無比では!?
わが愛読書で見飽きません!!

「京博」の次は「京セラ美術館」へ、
いつもの経路:円山公園〜神宮道を経由して岡崎公園へ
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お昼は、野球場の東側にある2軒のうどん屋のどちらかで・・・
この日は「岡北」が定休日で「山元麺蔵」へ
自転車は、向かいの手すりにロック!

京セラ美術館に到着!
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「上村松園」展も事前予約制ながら、案の定大丈夫!

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中央のホールから、

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左の方へ

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この日は後期展示中で、
図中右の◎「序の舞」は展示中だが、
図中左の「焔」は前期展示で観れなかった。
でもこの「焔」は近年偶然「東博」観ることができたし、
「序の舞」は奈良・学園前の「松伯美術館」で最近観たことがある。


「上村松園」展には、何と100点を超える作品が集められていて、
100数十人の美女と数人の男前の顔を観たことになるが、
眼は白眼に黒目がくっきりではなくぼんやり描かれていて、
視線の先も定かでない!何とも不思議な眼差しで・・・

それよりも、「京の国宝」展のあとで全く異質の美人画展を観る、
というのは組み合わせが良くなくて、日を改めるべきであった!
それに、上村松園はもうタップリ観た!という気がするので、
今回をわが人生での見納めとしようと思う。

【註】キャプションの記号_◉は国宝、◎は重要文化財





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2021年07月05日

初めての「重源上人坐像」

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写真ではすっかり見慣れた「◉重源上人坐像」だが、
実物を見たのは本日が初めてだった!
この「◉重源上人坐像」が居られる東大寺「俊乗堂」は、
今日7月5日と12月16日の2日だけ特別開扉される!
そのことを入力しておいたwebカレンダーが知らせてくれたので、
迷わず東大寺へ出掛けた。
【註】写真は、
   文化庁監修 国宝5 仏像彫刻U_毎日新聞社刊より

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いつもなら自転車で来るところ、
天気予報が怪しいので近鉄奈良まで電車で来て、
後は徒歩で東大寺へ向かう。
県庁北側の道を東へ!
若草山と南大門が見えてくる。
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大仏殿へは寄らず、鏡池の前を東へ
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鹿の親子に出くわす!珍しい!!
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二月堂や法華堂のある高台との中間にある広場
中央に鐘楼がある!
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これが「日本三大梵鐘」の一つ…あとは、知恩院と方広寺
因みに「日本三名鐘」というのもあって…
こちらは、三井寺、平等院、神護寺
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「俊乗堂」は広場の北西側にあり、特別拝観料は300円
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確かに初めての「◉重源上人坐像」のリアルな表現に打たれ、
長時間堂内に留まった。
像は高い位置に置かれた厨子の中にあるため、
お顔を見上げることになり、見慣れた写真と随分印象が違った。
これまで見てきた写真は、これや冒頭の写真のように、
どれも視点が像と同じ高さなのだ!
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堂内には「◎愛染明王坐像」と、
重源上人が快慶につくらせた「◎阿弥陀如来立像」が
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お堂を出て東から見ると、視線が堂内を抜ける
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7月5日と12月16日の特別開扉の日だけの光景!
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次は「法華堂」のある高台の方へ
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鹿がお出迎え
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今日は「◉重源上人坐像」の他は見ないことにし、
いつもは必ず入る法華堂にも入らず、
二月堂からの景色を楽しむだけにして…
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回廊から西を眺める

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生駒山頂のTV塔が見える!
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裏参道を通って帰路に
階段が連続するので、自転車できた時はあまり通らない
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写生スポットに今日はお一人だけ…

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徒歩だと道草が増えて楽しい!

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何とも平和な風景を眺めていると、
重源上人さまのお顔が浮かんできます。

【註】文中の仏像彫刻の ◉は国宝、◎は重要文化財





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2021年06月18日

生涯最高の展覧会!

奈良国立博物館で開催中の「聖徳太子と法隆寺」展へ!
実は今日が2度目!!
聖徳太子1400年遠忌記念特別展ということで、
100年に一度あるか無いかの内容!!
こんな展覧会はもう生涯二度と観れないと思う。
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NHK「日曜美術館」の録画でしっかり予習をし、
開館時刻の9:30目指して家から自転車でぶらり・・・
ここまでの所要時間は4~50分かな・・・
猿沢の池の畔から興福寺の五重塔を見上げ、

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三条通を東へ進んで、春日大社の一の鳥居の前を左_北へ

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奈良国立博物館の旧本館は片山東熊の設計で
1894年竣工の重要文化財、
現在は「なら仏像館」として使われ、月に一度は訪れる!

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その東側にある新館は、
手前の西新館が1972年竣工、
奥の東新館が1997年竣工、
共に吉村順三の設計で、
二つの建物の接続部が玄関ホールになっている。

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例年の「正倉院展」などではこのピロティに長蛇の列ができるのだが、今回の特別展は事前予約制で、開館時間の9:30までまだしばらく時間があるのでこんな様子・・・

定刻の9:30に入館し、吹抜の玄関ホールの「ありきたりの階段」を上って・・・と思いきや、今回は違って西新館へ!いつも最後に下るスロープを上って・・・これまでと動線が逆で、東新館の内部を仕切らず大空間に仕立ててクライマックスを演出!館長さんが変わったからかも・・・で、その展示の素晴らしさは筆舌を絶する!!
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図録の写真を転載して感想を記述する訳にも行かないので、ここはチラシからご想像あれ!

展覧会の所要時間は通常長くて1時間半のところ、本展は一度目が2時間半、二度目の本日は何と3時間。
これまでを振り返ると、「国宝展」「東寺展」「縄文展」「運慶展」などなど思い出されるが、今回の「聖徳太子」にはマイリマシタ!
その後は「なら仏像館」や「興福寺国宝館」に寄ったりしないで帰路に!
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いつも通り平城宮跡の「大極殿」横を通るのだが、

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長い間こんな状態が続いていたのが・・・

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復原中だった「南門」の覆い屋が解体中で、

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その西の遥か彼方に生駒山山上のTV塔が見える!

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東を見ると若草山の麓に東大寺大仏殿とその左に二月堂の屋根が見えて、いつもながらに奈良に住まう幸福感を味わうのです。

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本展をお見逃しの方は、是非東京まで・・・






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2021年05月16日

一生に一度の「鑑真和上像」

閉館中だと諦めていた【京博】が再開されたことを一昨日の夜に偶然知り、昨日行ってきました。
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お客様も少なかったのですが、展示ケースの中の御像には最高レベルの照明が当てられていたはずで、「鑑真和上像」をこれほど良い条件で拝観できたのは一生に一度のことに違いありません!
本来のお住まいである唐招提寺御影堂が改修工事中のため実現したもので、御影堂にお戻りになればまた一年に一度はお目にかかれるはずですが、でも決して美術館の様にはゆかないでしょう!
だから昨日の体験は、一生に一度のものとして長く記憶されるに違いありません・・・ご慈悲に満ちた眼差しと柔和なお顔、像全体を覆う美しい色彩に魅了され、今も瞼に浮かんできます。

一昨日の夜の偶然の出来事とは・・・
たまたまテレビのチャンネルを合わせたら唐招提寺の「うちわまき」の準備の様子が紹介されていて、知人の執事長_石田太一さんが解説をしておられる!そこでMessengerで「見ましたよ!」ってコメントを送ったら、返信で【京博】再開を教えてくださって・・・

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次の「京の国宝」展は7月24日(土)からです。

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2021年03月15日

東寺五重塔初層特別公開


東寺五重塔の初層が特別公開されているので、先日行ってきた。
ところでぼく、生まれてから20代半ばまで京都の宇治に住んでいました。ただ宇治と言っても外れというか、最寄り駅は現在の近鉄京都線の伊勢田、当時の奈良電鉄に乗って時々家族で京都へ行くことがあり、京都に近づくと左手に東寺の五重塔が見えたものだった!だから東寺の五重塔は、生涯で最初に出会った日本建築〜寺院建築ということになる。

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電車の窓から東寺の五重塔が見えると「もう直ぐ京都駅に着く!」とワクワクした子供の頃を思い出す。当時は奈良電も国鉄も地上を走っていて、高架橋を渡って京都市街へ・・・丸物百貨店など沿いの道端にたくさんの白衣の傷痍兵さんが延々と並んで座っておられたのを覚えている。

いつもは「東寺」駅で下車して九条通に面した「南大門」から入ることが多いのだが、この日は近鉄特急で京都駅まで行ったので、東側の大宮通に面した「慶賀門」に向かった。
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「慶賀門」から見えるのは「講堂」
因みに「慶賀門」より東に位置する「東大門」はいつも閉まっていて「不開門」とも呼ばれる。

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有料エリアへ到着!

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これがベストアングルかな・・・

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四面の扉が開けられていて「心柱を囲む四仏坐像」を拝観できるばかりか、極彩色された内部空間は素晴らしい!!

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次は「金堂」

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正面中央に注目!

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これは「火鉢」か「炉」か・・・お線香を焚く容器!

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先日TV放送で知ったのだが、中央のマークは東寺の「寺紋」で、文字の「左」を図形化したものだそうである。というのも「東寺」は「左寺」とか「左大寺」とか呼ばれたからで、京の都の入口に当たる「羅城門」の左側にあって、勿論右側と対をなしている。その左右とは、都の中心である北の「大内裏」から南を見た時の左右という訳で、だから左京区:右京区も東:西という訳なのだ!

さて、いよいよ「講堂」へ!
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西側から入堂する。東側も開いている。
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建築+彫刻セットのランキングでトップクラス!
いつ訪れても楽しい!!

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とてもハンサムな「帝釈天」!

次に「大師堂」へ
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前回訪れた時は屋根の吹き替え工事中だった!

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「国宝◉弘法大師像」は秘仏で、特別開扉の時しか観れない!

「北大門」を出ると、
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長がい参道・・・200m以上ありそう・・・

その北端に「北総門」があり、更に北へ抜ける道は少し西にずれているので、視線が抜けない!
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新幹線が数分ごとに行き来している!
【注】五重塔特別公開は3月18日(木)までです!
【註】★は「東寺」でもらった「パンフレット」から転載しました。





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