2013年10月21日

大安寺

ご本尊の十一面観音像が特別開扉と知り大安寺を訪ねた。
若いころに行ったということは記憶にあるのだが…

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南大門をくぐって境内に入ると、

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正面にではなく左手奥に本堂が見えてくる。

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つまりこの本堂は通常とは異なり東を向いているのだ!

どうして東向き!?
日本最古の寺の一つで、最盛期には25万平米の敷地に金堂・講堂を中心とした90余棟が立ち並んで威容を誇っていたのだが、その後の火災や地震ですべて消失、一度は廃寺となっていたのだそうである。
現存のものは近世末〜近代の再建で、残された東西に細長い狭小な敷地に南向きの本堂建設は困難で、敷地西奥に東を向いて建てられたのだと、お寺の方から教えられた。
本堂にあった盛時の伽藍模型には東塔・西塔二棟の七重の塔もあり、その壮大な姿に思いをはせた。
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2013年09月23日

我が家のトップライトの光

トップライトからの光は季節によって入り方が変化する。
我が家も然り!最近はというと…

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朝、左上から入り出し、

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左の壁を這って正面の壁を少しづつ…、

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左の壁を這って正面の壁を少しづつ下り、

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ちょうど建物の軸線と太陽の光が一致!今日は10時44分

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昨日からは右の壁にも這うようになり、
一昨日までは右には回り込まなかった…

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今日の11時過ぎ、消える直前!

我が家は…
http://www.yokogawa-r.com/architecture/ykh/architecture-ykh1_temp.html
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2013年09月16日

設計入札で設計者を決める奈良市!

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奈良市内の幹線道路沿いにとうとうできてしまった「奈良市西消防署」!
納税者としては何とも切ない…上の二つの屋根は空洞で、
内部空間と無関係…
奈良市の公共建築は、特例を除き「設計入札」つまり
「設計料の一番安い者に設計を請け負わせる」ことにしていて、
設計の良し悪しは設計者次第という訳だ。

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並びの向こうに見えている茶色いタイル張りの建物は、
二度と入る気のしない「奈良市西部図書館」

「設計入札」で設計者を決めるなんてとんでもない!と、
「奈良市入札制度等改革検討委員会」委員をしていた時
テーマに取り上げてもらい、
一昨年の春委員会から奈良市長に提出した提言の中に
「設計業務における契約のあり方について」という項目を含め、
検討委員会を立ち上げてもらえると思っていたのに、
市長もやる気がなくてうやむやになってしまった。
http://yokogawa-r.sblo.jp/article/44063462.html

本当に、情けないというか悔しい!


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2013年02月11日

JIA25年賞

知らせてくれる人がいて、大阪市立東洋陶磁美術館がJIA25年賞を受賞したことを知った。

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http://www.yokogawa-r.com/architecture/moc/architecture-moc1_temp.html

JIA(日本建築家協会)が1997年に創設した賞で、
竣工後25年以上経過することが応募要件になっていて、
日建設計の場合応募したい作品が多く、
ようやく順番が回ってきたという感じである。
1992年に別子銅山記念館が受賞しているので、
これが自作では2度目の受賞になる。

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http://www.yokogawa-r.com/architecture/bdk/architecture-bdk1_temp.html

赤坂プリンスホテルが解体中だとか、長期信用銀行本店が20年ほどで解体されることになったとか、かつて日建設計・大阪の総力を挙げてつくり上げた皇居前の三和銀行本店も解体されるとか、建築の寿命の短さに驚くばかりだけれど、小さくても永く生き続けるだろう建築に関わることができて幸せだ!

因みに大阪市立東洋陶磁美術館の講評は…
優れた陶磁の鑑賞は、「自然の移ろいの中で」心静かに、作品に向き合う事が出来る場でありたいという発注者の強い想いと、その事を真摯に受け止め、構想し,実現する優れた力とが、しっかりと重なり合い、いわば「共創」により実現し得た場である事が重要である。 光ダクトの計画を始めとしてプランニング、デイテールに様々な工夫をして、質の高い展示空間の実現を目指した、当初の構想理念、密度の高さが、時間の経過と共に、この場に穏やかな存在感を生み出し、地域環境と一体となって人々から愛され続けている状況から学ぶ事は多い。
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2012年05月10日

谷村美術館

4月28日(土)朝JR直江津駅前をスタートするGW恒例の自転車旅行「北アルプス」に参加するため、前日直江津に向かう。途中、村野藤吾の遺作「谷村美術館」が糸魚川にあるのに気が付き途中下車、自転車で向かうも到着したのが閉館時刻の午後4時。

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でも「どうぞ」と入れていただけた。
胸が高鳴るアプローチ!

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初めて渡米した時辿り着いたルイス・カーンのキンベル美術館に劣らぬドキドキ感!

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久々の感動…見終えて、先ほど「どうぞ」と招き入れてくださった館の若い女性にお礼に行くと、「人工照明を消すので、自然採光だけでもう一度観てほしい!」と改めて案内されて…
内部は撮影禁止だけれど、だれもいないので

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…自然の光が織りなす光と影!

ここには中根金作による庭園「翡翠園と玉翠園」があって、

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中根金作先生には、生前「頼山陽史跡資料館」でお世話になったことがあるので感無量だった。

頼山陽史跡資料館は、
http://www.yokogawa-r.com/architecture/rsm/architecture-rsm1_temp.html
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2011年10月16日

ホームページ更新!

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残念ながら計画案どまりになってしまったが、
久々に作品ができたので、
ホームページの「建築活動」のページを更新しました。

http://yokogawa-r.com/architecture_temp.html
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2011年09月01日

ホテルニューオータニ大阪開業25周年

今日はホテルニューオータニ大阪が開業してちょうど25周年の感慨深い日である。
ホテルニューオータニは東京オリンピックに年1964年の9月1日に開業、以降の全てが9月1日開業と定められた。

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私がホテルニューオータニ大阪の設計を始めたのは40歳になった直後の1983年9月で、従って既に1986年9月1日開業と決まっていた。
http://www.yokogawa-r.com/architecture/hnoo/architecture-hnoo1_temp.html
初めて手掛ける本格的ホテルだったこともあり大変な3年間であったが、無事その責務を果たすことができたばかりか、次のホテルニューオータニ幕張の設計を任され、これは1993年9月1日開業に開業した。
http://www.yokogawa-r.com/architecture/hnom/architecture-hnom1_temp.html
ホテルニューオータニの設計のお陰で、何度かホテルの方とアメリカや東南アジアの高級ホテルの視察旅行が出来たのは、何よりの楽しすぎる思い出である。
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2011年03月31日

奈良市入札制度等改革検討委員会-U

昨日に続き「奈良市入札制度等改革検討委員会」のこと…。

昨年6月、「奈良市入札制度等改革検討委員会」委員に!
との依頼を受けた時は正直戸惑ってしまった。
入札制度などにはこれまで関わったことがなかったからである。
窓口の方に正直におはなしをしたところ、
設計入札も議題に含めることができる旨おはなしをいただき、
これはチャンス!と委員を引き受けたのだった。
公共建築の設計者を設計入札で決める!価格競争で決める!
のはとんでもないことだからである。

昨日委員会から奈良市長に提出した提言の中には、
設計業務における契約のあり方について
という項目が含まれていて、↓下記

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★画面をクリックすると拡大されます!

これは、
私が委員になっていなければ含まれるはずのない項目で、
これで私が委員になったことが報われた。
posted by yoko at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2011年03月30日

奈良市入札制度等改革検討委員会

毎月最低一回はブログに記事を書くことにしていたのだが、
大震災と原発で落ち着かない日々が続いていて、
すっかりそのことを忘れていた。

ここに紹介するのは今朝の新聞記事で、
朝日、毎日、読売、産経の各紙にも掲載されているが、
これは地元紙の奈良新聞!

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★画面をクリックすると拡大されます!

市発注公共工事での談合を巡って市内201業者が2年間の指名停止
(その後、1年に軽減)になった問題を受け、
昨年7月、奈良市入札制度等改革検討委員会が設置され、
昨日の13回目の委員会で提言案の最終確認を行った上、
楠委員長より仲川市長に手渡された。

因みに委員会のメンバーは、
この問題に詳しい大学の先生、弁護士2名、公認会計士、
それに建築家のわたしの合計5名である。
このような委員会に建築家が加わるのは異例とのことで、
これは仲川市長の「幅広い意見を!」との意向によるものであった。
posted by yoko at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2010年10月17日

塔の家

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先週久しぶりで東京へ行き、
新しい建築をたくさん見て周ったのだが、
一つだけ古い建築、東孝光さんの自邸、「塔の家」を見てきた。
建築史に残るこの作品は、竣工したのが1966年10月
ということなので44年が経過したことになるが、
コンクリート打ち放しの荒い仕上げが放つ強い存在感は、
かつて見た時と少しも変わらない!

それにしても残念なのが街路樹の位置!
写真の左隣の建物の前だったら良かったのにな…。
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2010年04月05日

どうしてこれがグッドデザイン賞!?

一昨年の11月に開通した京阪電車中之島線の駅と車両が
昨年度:2009年度のグッドデザイン賞に!そもそもこの線は、
地下鉄御堂筋線と同じ深さというマスターデザインの拙さから、
淀屋橋以西に延伸できないため、淀屋橋から2駅手前の天満橋から、
別ルートの線を掘らざるを得なくなってつくられた、
地下鉄との乗換えのできない不便極まりない線ですが、
駅も車両もデザインが良くなくて、
どうしてこれがグッドデザイン賞!?なのか首をかしげてしまう!

先ず駅ですが、何だか汚物のような色彩の駅が
日本銀行大阪支店に寄り添って西に続き、

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後の2駅にもこれが連続する!!

車両も、どうしてこれがグッドデザイン賞!?

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陰気で趣味性の強いデザインはさておき、機能的に拙い!

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京阪電車のロマンスシートに共通するのだが、他社の車両と違い、
この写真のように最後尾の座席の背とその後ろのパネルの隙間が少なくて、折りたたみ自転車の置き場がなくていつも苦労するのだが、

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これを反対に倒して座ると、足元が狭くて足が伸ばせない!
これはほとんど設計ミスみたいなものでいただけない!

グッドデザイン賞の選考者は、きっとこのことを知らないので賞!
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2010年03月31日

村野藤吾が壊される!

自転車通勤の場合、
近鉄大阪上本町駅を下車して北に向かって走り出すのだが、
何となく南側を振り返ったら近鉄百貨店が縦連窓に変身でびっくり!

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村野藤吾のオリジナルデザインはポコ窓だったのが、
難波から移転することになって百貨店の南側に建設中の
「新歌舞伎座」に合わせてのリニューアルだとすれば何とも皮肉。

これを見て、
かつて村野先生がおっしゃった言葉を思い出しました。
1970年代に大阪の都心にできたホテルがポコ窓なのに、
窓の左右の壁を窓ガラスと類似した暗色に塗装した
横ストライプのデザイン!
これをご覧になった村野先生が
「このデザイン手法は正統ではありませんね!」
とおっしゃったとか。

因みにポコ窓とは、
四角く独立した窓を縦横方向ともにそれぞれ等間隔に配置した窓。

午後、用があって難波へ行ったら
「新歌舞伎座」が白い仮囲いで囲われていた。

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これぞ云わずと知れた村野藤吾の代表作!

村野藤吾が壊される!

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2010年02月24日

どうしてこんなに大きいのが建つの!?

以前新聞で見て気になっていた菜の花畑!

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昨日、お天気がいいので見に行った。

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お天気がいいので黄色く輝いていると思ったら、
着いたのが夕方だったので、
西隣に建っている巨大なリゾートマンション?
の影が全体を覆っていた!

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それにしても、どうして琵琶湖畔に
これほどの高密度〜高容積な建物が建設可能なのか?
合点がゆかない。
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2010年01月03日

ロンシャンの教会

かつての会社の同僚のUさんから年賀状が来た!

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ロンシャン再訪の由!
かつてロンシャンの教会で結婚式を挙げることができたのは、このUさんがロンシャンの教会へ行ってきたと教会の住所を教えてくれて、神父さんに挙式の打診の手紙を出し、快諾の返事をもらえたからだった。

そのページは、
http://www.yokogawa-r.com/etc/ronchamp_temp.html

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2009年08月23日

「円形校舎」

数年前にその存在を知り、一度は見てみたかった「円形校舎」!
5年前、2004年に廃校になった小樽市立石山中学校です。
JR小樽駅前の国道を北へ直進、突当りの大きな交差点、
稲穂5丁目交差点で国道は左折するのですが、
その交差点をそのまま直進し、すごくキツーイ坂、
自転車を押して上るのもキツーイ坂を延々と上ると、

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坂を上りきったところに入口がありました。
関係者以外立入禁止の入口の左側の隙間を
関係者に成りすまして通り、更に坂を上ると、

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双子の「円形校舎」がありました。

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右は円形の講堂・体育館でしょうか。
左は中央に円筒形の吹き抜けのある教室棟でしょう。
吹き抜けを丸く囲む廊下があり、
そこを歩く、向かいを見る、下を見下ろす、上を見上げる・・・
すごく楽しそう!
足元が塀に囲われていて中に入れませんが、
この双子の「円形校舎」は、あれこれ想像を掻き立ててくれます。

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帰り道を自転車で下りながら、
かつて石山中学の生徒さん達は、この急坂を上って通ったのだ!
でもこの魅力的な「円形校舎」というご褒美を貰いに通ったのだ!
なんて思ったのでした。

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