2017年04月26日

久々の法隆寺

久々に法隆寺にやって来た!
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「南大門」の前に立つと、正面奥にいつもの「中門」が見えない!

どうやら工事中だ!
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中に入ると、工事概要のパネルがあった。
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一昨年始まった保存修理工事が来年末までかかる!
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この時期「救世観音」が観れるので毎年年来ていたのだが、
昨春は抜かしてしまったようだ。

それにしても修学旅行生の多いこと!
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子供の頃に法隆寺を訪れ、聖徳太子を知り、
「和を以て貴しとなす」の精神を学ぶことは素晴らしい!
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2016年10月20日

大安寺の七重塔

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今「古都祝奈良(ことほぐなら)」
というイベントが行われていて、
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昨日、大安寺・薬師寺・唐招提寺を訪ねて
「スタンプラリー」のスタンプが満了!

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これは大安寺での、川俣正の作品「足場の塔」
解説に「かつて大伽藍に存在した空間に現出した塔…」とある

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場所は現在の大安寺の南側の八幡神社の森の更に南側

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かつては一面草むらだったところで、
長らく神社の森から南へ抜けたことがなかったのだが、
いつの間にか「史跡大安寺塔祉」ができていてびっくり!

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高さ22mの作品の3倍を超える、
高さ70mに及ぶ七重塔がかつてここに存在したのだ!
その想像を絶する威容に思いを馳せた!!
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2016年09月23日

宇太水分神社

芸術新潮8月号の「神社100選」で「宇太水分神社」を見て、
「ああっ!しまった!!先日「宇陀松山」
http://www.yokogawa-r.com/photo_temp.html
を訪ねた時に、この神社にも行くべきだった!」と思った。
で、今日行ってきた。

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近鉄大阪線「榛原駅」から「宇陀野」「東吉野」方面へバスが走っている道路に面して建っていつ鳥居をくぐり、

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次の鳥居をくぐって境内に入ると、

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正面に拝殿があり、

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拝殿の横へ進むと全貌が見える!右から、
重要文化財「境内社宗像神社々殿」室町時代
重要文化財「境内春日神社々殿」室町時代

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そして、国宝「宇太水分神社本殿 三棟」鎌倉時代(1318年)創建
何と優美な!

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拝殿の中央から腕を伸ばして本殿の中央の棟を撮影!美しい!!

ところで、
宇太水分神社」の読みは、「うだのみくまりじんじゃ」
宇陀」は「うだ」、「菟田野」は「うたの」、従って、
宇陀市立菟田野小学校」は「うだしりつうたのしょうがっこう」
ようやく整理がついた!!

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榛原駅へ戻る途中、ちょうど彼岸花の咲く季節だ!

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2016年04月14日

大阪市立東洋陶磁美術館のツタ壁

先般「大阪市立東洋陶磁美術館」の屋根の防水工事が行われた。
北側に「弁護士会館」ができてから、時々「美術館」の屋根の色が気になっていたので、防水工事が始まる前に「美術館」へ行き、外壁のタイルの中の一番濃い色で!とお願いしておいたので、休館が明けた4月初旬に、確かめに行った時の「弁護士会館」からの写真。
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思っていたほど濃くなくて、お願いが通じなかったのか!?と思ってしまった。
もっと気になったのは増築部北側外壁のツタ壁。
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ツタ壁だったら、土佐堀川沿いのビル外壁にこそ!と思うのだが、
景観に良くなじんでいる「美術館」になんでまた!?
京阪電車中之島線が開通してからの土佐堀川の左岸からの景観!
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駅舎がでかいのにびっくり!
中之島沿いのビルの外壁にツタを!と提唱したのは、この駅の設計者の安藤忠雄さんでは!
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2016年03月15日

土佐堀川を歩く

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一年一度の住友病院での人間ドックの日!
半日コースなので8時に入り11時に解放される。
鼻からの胃カメラはモニターで見れて異常なし!
1週間から10日で成績表が送られてくる。

その後、土佐堀川右岸の道を東へ!
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朝日のタワーの頂部が揃った!
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手前、西側のタワーの上はホテルだな!
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カーテンウォールの幅が細くなっている!
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見上げるとなかなかの迫力だ!
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それにしてもエレヴェーションが何だか変!
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図の右上2層と左の4層は床がないのかな???
・・・びっくりするような仕掛けがあるのかも。
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2016年02月10日

法隆寺

久しぶりに法隆寺へ行ったら、中門が修理中で、
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聞けば、今年の年初から3年がかりの修理工事で、
やがて素屋根が架かり、屋根瓦の吹替えなどが行われるとのこと。

拝観料を払って西院伽藍の中に入る。
拝観料は以前1,000円だったところ1,500円に!それでも安い!!
これで全域のすべてが見れる\(^O^)/

一番奥の大講堂の前から南に向かって見返したところで、
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金堂の上重と、五重塔の最上重の四隅に
竜の彫刻の付いた支柱が見える。
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この支柱は創建当時には無かったものだそうで、
金堂の支柱は17世紀末の修理の際に付けくわえられたとのこと!

裳階の屋根も比較してみると違いが分かる!
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7世紀後半に創建された左の金堂に比べ、
少し後にできた右の五重塔の方が少し複雑な断面をしている!
Clickして比較してください!

美しい回廊は中門の両側から延びて金堂・五重塔をぐるりと囲み、
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更に後方に折れて大講堂の両脇につながっている。
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創建当初は大講堂側に伸びずに西北と東北の隅から直線で繋がれ、
大講堂や経蔵・鐘楼は回廊の北側、外側にあったのが、
十世紀末に大講堂が再建された際に今の形になったとか・・・

何度訪れても興味の尽きない法隆寺ですね!

・・・梅が咲き始めていました!
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2015年05月20日

大阪府立中之島図書館

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大阪府立図書館の前を通ったら、
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正面玄関の扉が開いていた。
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最近開いたことは新聞かニュースで知ってはいたが、調べたらこの4月1日に、何と54年ぶりに開いたとのこと。
1961年までは使われていたのだが、その後内側の玄関ホールを閲覧室として利用するために閉鎖されて、利用者は1階の玄関脇にある出入口から出入りしていて、変だなと思いながら何度か利用したのを思い出す。
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玄関ホールの中央に進み、
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上を見上げると、天井が美しい!
図書館活用のための有識者会議で「館のシンボルとして活用すべきだ」との提言を受けて、今年1〜3月に改装工事を施し、今後正式な入口になるとのことだが、こんなことに54年もかかったことが驚きだ!
この中之島図書館は1904年の建築で現役の公共図書館としては国内最古、国の重要文化財にも指定されているのだが、我が日建設計の作品でもあり、誇らしい!
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玄関に戻り、
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外に出ると、大阪市庁舎と軸線がずれているのが何とも残念なのだが、
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西から、日本銀行大阪支店、大阪市庁舎、府立図書館、中央公会堂の軸線が全てずれていて、これは中之島のカタチが弓なりになっているためでしようがない・・・
大阪市庁舎は指名設計競技で日建設計の案が選ばれたのだが、配置とアウトラインが決められた上でのデザインコンペだったので、府立図書館との関係などの提案はできなかったし、高層化して下部の中央を大きくくり抜き、御堂筋から府立図書館の正面を直接見せる!などという大胆な提案は、できるはずもなかった!
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思い返せばCADのなかった時代に、立面図のおびただしい数の窓をひたすら描き続けたことが思い出されて懐かしい・・・
東側の増築部分を撤去して全体を東に曳家し、市役所と図書館の間に大きな広場をつくりだす・・・という検討を、大阪府からの依頼で行ったこともあったが実現せず、市役所と図書館が接近した現状が続くことになってしまっていることが残念だ!
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2015年03月20日

入江泰吉の旧居

奈良写真美術館で「祈りの仏像〜入江泰吉・こころの眼〜」展が開催されているので観てきた。
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観たことのある〜何度となく観た仏像の写真が古寺の風景写真とあわせて展示してあった。実物を観るのとはまた違った感慨に浸り、「こころの中で合掌しながらシャッターを切った」という入江泰吉の言葉に共感した。因みに風景写真の薬師寺は西塔が再建される前のもので塔は一棟、キャプションも「東塔」ではなく「塔」だった!

「入江泰吉の旧居」が3月1日から公開されていることを置いてあったチラシで知り、訪れることに・・・
写真で観たばかりの日光・月光菩薩立像の実物を観たくて「東大寺ミュージアム」に寄り、その後現地へ。・・・入江の写真の日光・月光は法華堂にあった時のもので不空羂索観音の光背が写っていた。

「東大寺ミュージアム」のある場所はかつて東大寺学園の前身の青々中学があったところで、1956年4月から59年3月までの3年間通った懐かしい場所!その北側を流れる川沿いの道を西に下ると今はおそば屋さんに突き当たる。
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そこから北を見ると正面の階段の上奥に「東大寺戒壇堂」がある。
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中学生の時「戒壇堂」へ行き、上に上げてもらって間近で四天王とにらめっこした記憶がある。今はおそば屋さんになっているお家の北隣に有名な写真家が住んでおられる様な話を聞いた記憶もあるが、そのお宅は平屋で、その頃からずーっとこじんまりしたものだと思っていたのだが、実は違った!歩測すると間口が30mほどもある大邸宅だった!

おそば屋さんの北隣にあった木の塀は取り払われてお庭に車椅子専用駐車場が設けられ、
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お風呂と便所だったウイングの一部には外から使える多目的トイレが設置されていた。左奥の別棟は、モノクロ写真時代にご自身で現像されていた暗室である。

北端から南方向をみたところで、間口が広いことが分かる。
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北の端に門があり、右上に表札がかかっている。
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この表札の文字は、第206世東大寺別当上司海雲師が揮毫したものである。上司海雲師はぼくが青々中学に入学した当時の校長先生でもあり、入学記念写真の真中に写っておられる。
http://yokogawa-r.sblo.jp/article/92793842.html

門をくぐり左方向にカーブするアプローチを進むと北向きの玄関があり、
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中に入るとどの部屋からも、敷地の庭ばかりか、川の北側のまるでこの家の庭であるかのように広がる林までもが見える。
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一番奥に、入江が多くの時間を過ごした書斎とアトリエがあり、
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敷地の西側の斜面に張り出している。左の垣根の外に川が流れている。管理上やむを得ないだろうが、垣根に加えて金属性の高いフェンスが何とも残念…
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飛石の正面奥の上階がアトリエ、下は倉庫になっている。

元は台所で今は管理事務室になっている部屋以外のほとんどすべての部屋とお庭は自由に観ることができる。
奈良市の公共建築久々のヒット!
是非訪れて欲しいので、パンフレットを以下に掲載します。

★クリックすると拡大されます!
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2014年09月08日

改めてエエーッ!市立奈良病院!!

5月の始めに投稿した「市立奈良病院」のこと・・・
http://yokogawa-r.sblo.jp/article/94886781.html
昨日前を通ったら既にオープンしていたが、
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屋上に露出した設備機器がそのままの様なので近づいて見ると、
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更に近づいても、
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どうして目隠しの板一枚立てなかったのか不思議???
posted by yoko at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2014年08月13日

「神はディテールに宿る」

古い写真を整理していたら、こんな写真が出てきた!
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思わず「神はディテールに宿る」"God is in the details"
というミースの言葉を思い出した。
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ルイス・カーンのソーク生物学研究所・研究棟の、
バルコニー状の廊下に吹き込んだ雨水の落とし口で、
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日建設計在職中に米国の研究所視察旅行で訪れた時のもので、
この日は1986年5月8日、今から28年以上前のことだった。
posted by yoko at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2014年05月01日

エエーッ!市立奈良病院!!

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竣工間近の市立奈良病院の前を通りかかった。

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何だか変だ…

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良く見ると、これは設備機器!

奈良市建設工事総合評価審査委員会の委員をしていて、
何年か前にこの市立奈良病院も審査したが、
その時に見た完成予想図や立面図には無かったのに…

ホームページでは分からない…
http://www.nara-jadecom.jp/

どうするつもりかな!?
このままという訳には行かないでしょ!!
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2014年04月26日

精華小学校

昨日、難波の高島屋に用があり、近鉄「大阪日本橋」駅から歩いたら、
「精華小学校」の解体現場に出くわした!

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我が「スイスホテル南海大阪」
http://www.yokogawa-r.com/architecture/nsth/architecture-nsth1_temp.html
は安泰だが、「精華小学校」はもう無くなったらしい。
webから往時の写真を2点コピペ…

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この筋「精華通り」の一筋西の「戎橋筋」に行ってみると、

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昨年の見学会の集合場所だった入口はこの有様で、
振り返ると正面には、
白い塀で囲われた村野藤吾の名作「新歌舞伎座」が!

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2013年10月21日

大安寺

ご本尊の十一面観音像が特別開扉と知り大安寺を訪ねた。
若いころに行ったということは記憶にあるのだが…

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南大門をくぐって境内に入ると、

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正面にではなく左手奥に本堂が見えてくる。

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つまりこの本堂は通常とは異なり東を向いているのだ!

どうして東向き!?
日本最古の寺の一つで、最盛期には25万平米の敷地に金堂・講堂を中心とした90余棟が立ち並んで威容を誇っていたのだが、その後の火災や地震ですべて消失、一度は廃寺となっていたのだそうである。
現存のものは近世末〜近代の再建で、残された東西に細長い狭小な敷地に南向きの本堂建設は困難で、敷地西奥に東を向いて建てられたのだと、お寺の方から教えられた。
本堂にあった盛時の伽藍模型には東塔・西塔二棟の七重の塔もあり、その壮大な姿に思いをはせた。
posted by yoko at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2013年09月23日

我が家のトップライトの光

トップライトからの光は季節によって入り方が変化する。
我が家も然り!最近はというと…

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朝、左上から入り出し、

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左の壁を這って正面の壁を少しづつ…、

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左の壁を這って正面の壁を少しづつ下り、

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ちょうど建物の軸線と太陽の光が一致!今日は10時44分

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昨日からは右の壁にも這うようになり、
一昨日までは右には回り込まなかった…

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今日の11時過ぎ、消える直前!

我が家は…
http://www.yokogawa-r.com/architecture/ykh/architecture-ykh1_temp.html
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2013年09月16日

設計入札で設計者を決める奈良市!

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奈良市内の幹線道路沿いにとうとうできてしまった「奈良市西消防署」!
納税者としては何とも切ない…上の二つの屋根は空洞で、
内部空間と無関係…
奈良市の公共建築は、特例を除き「設計入札」つまり
「設計料の一番安い者に設計を請け負わせる」ことにしていて、
設計の良し悪しは設計者次第という訳だ。

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並びの向こうに見えている茶色いタイル張りの建物は、
二度と入る気のしない「奈良市西部図書館」

「設計入札」で設計者を決めるなんてとんでもない!と、
「奈良市入札制度等改革検討委員会」委員をしていた時
テーマに取り上げてもらい、
一昨年の春委員会から奈良市長に提出した提言の中に
「設計業務における契約のあり方について」という項目を含め、
検討委員会を立ち上げてもらえると思っていたのに、
市長もやる気がなくてうやむやになってしまった。
http://yokogawa-r.sblo.jp/article/44063462.html

本当に、情けないというか悔しい!


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2013年02月11日

JIA25年賞

知らせてくれる人がいて、大阪市立東洋陶磁美術館がJIA25年賞を受賞したことを知った。

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http://www.yokogawa-r.com/architecture/moc/architecture-moc1_temp.html

JIA(日本建築家協会)が1997年に創設した賞で、
竣工後25年以上経過することが応募要件になっていて、
日建設計の場合応募したい作品が多く、
ようやく順番が回ってきたという感じである。
1992年に別子銅山記念館が受賞しているので、
これが自作では2度目の受賞になる。

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http://www.yokogawa-r.com/architecture/bdk/architecture-bdk1_temp.html

赤坂プリンスホテルが解体中だとか、長期信用銀行本店が20年ほどで解体されることになったとか、かつて日建設計・大阪の総力を挙げてつくり上げた皇居前の三和銀行本店も解体されるとか、建築の寿命の短さに驚くばかりだけれど、小さくても永く生き続けるだろう建築に関わることができて幸せだ!

因みに大阪市立東洋陶磁美術館の講評は…
優れた陶磁の鑑賞は、「自然の移ろいの中で」心静かに、作品に向き合う事が出来る場でありたいという発注者の強い想いと、その事を真摯に受け止め、構想し,実現する優れた力とが、しっかりと重なり合い、いわば「共創」により実現し得た場である事が重要である。 光ダクトの計画を始めとしてプランニング、デイテールに様々な工夫をして、質の高い展示空間の実現を目指した、当初の構想理念、密度の高さが、時間の経過と共に、この場に穏やかな存在感を生み出し、地域環境と一体となって人々から愛され続けている状況から学ぶ事は多い。
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2012年05月10日

谷村美術館

4月28日(土)朝JR直江津駅前をスタートするGW恒例の自転車旅行「北アルプス」に参加するため、前日直江津に向かう。途中、村野藤吾の遺作「谷村美術館」が糸魚川にあるのに気が付き途中下車、自転車で向かうも到着したのが閉館時刻の午後4時。

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でも「どうぞ」と入れていただけた。
胸が高鳴るアプローチ!

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初めて渡米した時辿り着いたルイス・カーンのキンベル美術館に劣らぬドキドキ感!

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久々の感動…見終えて、先ほど「どうぞ」と招き入れてくださった館の若い女性にお礼に行くと、「人工照明を消すので、自然採光だけでもう一度観てほしい!」と改めて案内されて…
内部は撮影禁止だけれど、だれもいないので

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…自然の光が織りなす光と影!

ここには中根金作による庭園「翡翠園と玉翠園」があって、

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中根金作先生には、生前「頼山陽史跡資料館」でお世話になったことがあるので感無量だった。

頼山陽史跡資料館は、
http://www.yokogawa-r.com/architecture/rsm/architecture-rsm1_temp.html
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2011年10月16日

ホームページ更新!

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残念ながら計画案どまりになってしまったが、
久々に作品ができたので、
ホームページの「建築活動」のページを更新しました。

http://yokogawa-r.com/architecture_temp.html
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2011年09月01日

ホテルニューオータニ大阪開業25周年

今日はホテルニューオータニ大阪が開業してちょうど25周年の感慨深い日である。
ホテルニューオータニは東京オリンピックに年1964年の9月1日に開業、以降の全てが9月1日開業と定められた。

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私がホテルニューオータニ大阪の設計を始めたのは40歳になった直後の1983年9月で、従って既に1986年9月1日開業と決まっていた。
http://www.yokogawa-r.com/architecture/hnoo/architecture-hnoo1_temp.html
初めて手掛ける本格的ホテルだったこともあり大変な3年間であったが、無事その責務を果たすことができたばかりか、次のホテルニューオータニ幕張の設計を任され、これは1993年9月1日開業に開業した。
http://www.yokogawa-r.com/architecture/hnom/architecture-hnom1_temp.html
ホテルニューオータニの設計のお陰で、何度かホテルの方とアメリカや東南アジアの高級ホテルの視察旅行が出来たのは、何よりの楽しすぎる思い出である。
posted by yoko at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築

2011年03月31日

奈良市入札制度等改革検討委員会-U

昨日に続き「奈良市入札制度等改革検討委員会」のこと…。

昨年6月、「奈良市入札制度等改革検討委員会」委員に!
との依頼を受けた時は正直戸惑ってしまった。
入札制度などにはこれまで関わったことがなかったからである。
窓口の方に正直におはなしをしたところ、
設計入札も議題に含めることができる旨おはなしをいただき、
これはチャンス!と委員を引き受けたのだった。
公共建築の設計者を設計入札で決める!価格競争で決める!
のはとんでもないことだからである。

昨日委員会から奈良市長に提出した提言の中には、
設計業務における契約のあり方について
という項目が含まれていて、↓下記

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★画面をクリックすると拡大されます!

これは、
私が委員になっていなければ含まれるはずのない項目で、
これで私が委員になったことが報われた。
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